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2020年09月10日 令和2年第5回定例会(第4号) 名簿
2020年09月10日 令和2年第5回定例会(第4号) 本文

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  1. 宇佐市議会 2020-09-10
    2020年09月10日 令和2年第5回定例会(第4号) 本文


    取得元: 宇佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    2020年09月10日:令和2年第5回定例会(第4号) 本文 (380発言中0件ヒット) ▼最初のヒット箇所へ(全 0 箇所) / この文書をダウンロード   ○ 会 議 の 経 過 (四日目)           開議 午前十時〇〇分 ◯議長(衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。  ただいま出席議員は二十二名で、地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。  令和二年九月第五回宇佐市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、昨日に引き続き市政一般に対する質問となっております。議場議員席シフト表一に該当する議員の皆さんは、傍聴席へ御移動をお願いします。   ~ 日程第一 市政一般に対する質問 ~ ◯議長(衛藤博幸君)日程第一、市政一般に対する質問を議題といたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  市政一般に対する質問一覧表(令和二年九月十日) ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓ ┃ 発言者  │        発言の要旨        │ 答弁を求 ┃ ┃      │                     │ める者  ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十九番   │一、院内町養豚場問題について       │市長、教育長┃ ┃高橋宜宏君 │ (1)平成三十年九月定例会の一般質問で、  │および   ┃
    ┃      │  養豚場が汚水の放流許可を取得しない  │担当部課長 ┃ ┃      │  まま用水路に垂れ流している問題を指  │      ┃ ┃      │  摘して以来、優に二年が経過しようと  │      ┃ ┃      │  している。本年六月議会での答弁では  │      ┃ ┃      │  「昨年十二月に業者との立ち会いの下  │      ┃ ┃      │  現地調査を行い、現地の状況等により  │      ┃ ┃      │  放流許可申請が必要と判断し、本年一  │      ┃ ┃      │  月放流許可申請書の提出について通知  │      ┃ ┃      │  を行った。期限内に提出がなかったこ  │      ┃ ┃      │  とから四月十七日に再度通知を行った  │      ┃ ┃      │  が現在まで申請書の提出はされていな  │      ┃ ┃      │  い」とのことだった。再度通知を行っ  │      ┃ ┃      │  てすでに五ヶ月が経過している。放流  │      ┃ ┃      │  許可申請は提出されたのか。      │      ┃ ┃      │ (2)宇佐市が一部豚舎と工作物三基の建築  │      ┃ ┃      │  確認申請が提出されておらず、違法性  │      ┃ ┃      │  を認識して一年三ヶ月になろうとして  │      ┃ ┃      │  いる。昨年九月定例会の一般質問で、  │      ┃ ┃      │  報告書の期限について質問したとこ   │      ┃ ┃      │  ろ、建築住宅課長は「工程表が提出さ  │      ┃ ┃      │  れ、十月三十日までに構造物実測図作  │      ┃ ┃      │  成とあるので、十月末日を報告書の期  │      ┃ ┃      │  限と考えている」との答弁だった。し  │      ┃ ┃      │  かしながら同年十二月定例会、そして  │      ┃ ┃      │  本年三月の定例会の一般質問でも事態  │      ┃ ┃      │  は全く進んでいないことが明らかにな  │      ┃ ┃      │  った。こうした中、六月定例会の答弁  │      ┃ ┃      │  では担当部課長ともども「七月には工  │      ┃ ┃      │  程表等の提出をしてもらえると考えて  │      ┃ ┃      │  いる」との答弁があったが、その結果  │      ┃ ┃      │  をお尋ねしたい。           │      ┃ ┃      │二、大型店の跡地問題について       │      ┃ ┃      │ (1)マルショク・サンリブ四日市はマルシ  │      ┃ ┃      │  ョク四日市店として一九六三年十二月  │      ┃ ┃      │  に開店した。一九八一年に三階建ての  │      ┃ ┃      │  ショッピングセンターに建替えられ   │      ┃ ┃      │  「マルショク・サンリブ四日市」と改  │      ┃ ┃      │  称、中津丸食の旗艦店となったことも  │      ┃ ┃      │  ある。しかし、二〇〇〇年代に入ると  │      ┃ ┃      │  競合店の出店があり、経営悪化。そし  │      ┃ ┃      │  て二〇一七年十月三十一日に閉店し   │      ┃ ┃      │  た。閉店後は解体されたが、跡地利用  │      ┃ ┃      │  については、現在もなお決まっていな  │      ┃ ┃      │  い。またトライアル宇佐店は一九八一  │      ┃ ┃      │  年七月に「駅川寿屋」として開業。駅  │      ┃ ┃      │  川町の発展とともに寿屋も売り上げを  │      ┃ ┃      │  伸ばしてきたが、二〇〇〇年十二月、  │      ┃ ┃      │  メルクス宇佐が開業するや寿屋は劣勢  │      ┃ ┃      │  に立たされた。二〇〇二年一月に寿屋  │      ┃ ┃      │  が閉店したが、同年八月にトライアル  │      ┃ ┃      │  宇佐店が営業を再開し、多くの市民が  │      ┃ ┃      │  利用していた。その後メルクス宇佐の  │      ┃ ┃      │  東側に移転計画もあったが、諸般の理  │      ┃ ┃      │  由で断念。二〇一九年八月二十五日に  │      ┃ ┃      │  閉店した。市役所に近く、交通量が非  │      ┃ ┃      │  常に多い交差点という「宇佐の一等   │      ┃ ┃      │  地」であるため市民も注目している。  │      ┃ ┃      │  二つの大型店の跡地は空白のままだ   │      ┃ ┃      │  が、その後どうなったのか。      │      ┃ ┃      │三、グリーンパークホテルうさの休館問題  │      ┃ ┃      │ について                │      ┃ ┃      │ (1)食肉卸・小売り「まるひで」中核企業  │      ┃ ┃      │  にしたグループが、新型コロナウイル  │      ┃ ┃      │  スの影響で業績が悪化した宿泊事業の  │      ┃ ┃      │  人員削減に踏み切ることが七月十七日  │      ┃ ┃      │  の地元紙の報道で分かった。これによ  │      ┃ ┃      │  ると県内で運営する十五の旅館・ホテ  │      ┃ ┃      │  ルなどのうち、別府、由布、竹田、宇  │      ┃ ┃      │  佐四市で休業している六施設の社員、  │      ┃ ┃      │  パートら従業員約二百人を七月末で解  │      ┃ ┃      │  雇するという。宇佐市が出資している  │      ┃ ┃      │  「グリーンパークホテルうさ」も休館  │      ┃ ┃      │  状態のままだが、今後どうするのか。  │      ┃ ┃      │四、小部遺跡について           │      ┃ ┃      │ (1)令和元年九月定例会での私の質問に対  │      ┃ ┃      │  し、概要報告書を今年度内に作成する  │      ┃ ┃      │  予定とのことだったが、その後提出は  │      ┃ ┃      │  済ませたのか。また小部遺跡の国指定  │      ┃ ┃      │  史跡を目指す範囲について環溝遺構の  │      ┃ ┃      │  外側まで約一万六千五百m2を予定し、  │      ┃ ┃      │  現在所有者に史跡指定の同意を得るた  │      ┃ ┃      │  め現在協議を行っているところとの答  │      ┃ ┃      │  弁だったが、同意や取得は順調に進ん  │      ┃ ┃      │  でいるのか。さらに国指定史跡への指  │      ┃ ┃      │  定はいつ頃になる予定か。       │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃一番    │一、コロナ禍での継続した経済対策の拡充  │市長、教育長┃ ┃河野健治朗君│ を求めて                │および   ┃ ┃      │ (1)宇佐市独自の積極的な緊急経済対策と  │担当部課長 ┃ ┃      │  して行った「宇佐んみせ応援プレミア  │      ┃ ┃      │  ム商品券事業」及び地域振興券「宇佐  │      ┃ ┃      │  んみせ応援券」は、地元事業者からの  │      ┃ ┃      │  期待も多く寄せられていたが、現在ま  │      ┃ ┃      │  でのそれぞれの発行実績及び今後の対  │      ┃ ┃      │  応は。                │      ┃ ┃      │ (2)次の経済対策として準備されている   │      ┃ ┃      │  「観光客誘致促進事業」の「宇佐市観  │      ┃ ┃      │  光エール券」については、宿泊客が使  │      ┃ ┃      │  用して効果を発揮すると理解してい   │      ┃ ┃      │  る。しかし、まずは宿泊客を獲得しな  │      ┃
    ┃      │  ければ満足のいく成果を上げられない  │      ┃ ┃      │  と思う。全国的に事業効果が注目され  │      ┃ ┃      │  ている「GOTOキャンペーン」と併  │      ┃ ┃      │  用可能な宿泊券を発行したらどうかと  │      ┃ ┃      │  思うが、市の見解は。         │      ┃ ┃      │二、学校施設整備について         │      ┃ ┃      │ (1)昨年十二月定例会において、学校施設  │      ┃ ┃      │  の今後については宇佐市公立学校適正  │      ┃ ┃      │  規模及び適正配置等検討委員会の中で  │      ┃ ┃      │  協議し、本年度長寿命化計画を策定す  │      ┃ ┃      │  ると答えていたが、現在までの進捗状  │      ┃ ┃      │  況はどうか。             │      ┃ ┃      │ (2)学校施設は、児童生徒の学習・生活の  │      ┃ ┃      │  場であるとともに、非常災害時の避難  │      ┃ ┃      │  所という役割を担う。特に老朽化が進  │      ┃ ┃      │  む学校に対して、健全な状態を維持す  │      ┃ ┃      │  る為精密な点検が必要と思うが市の対  │      ┃ ┃      │  応は。                │      ┃ ┃      │三、災害時の避難所運営について      │      ┃ ┃      │ (1)令和二年七月豪雨災害を経て、市民の  │      ┃ ┃      │  災害に対する意識が高まったと感じる。 │      ┃ ┃      │  特に、避難所運営について興味を持っ  │      ┃ ┃      │  ているが情報が少なく避難所に行くこ  │      ┃ ┃      │  とを不安に思うという声が多くある。  │      ┃ ┃      │  利用者目線でのマニュアルや利用手引  │      ┃ ┃      │  きを作成して広く市民に通知してはど  │      ┃ ┃      │  うかと思うが、市の対応は。      │      ┃ ┃      │ (2)近年の災害において、想定外の長時間  │      ┃ ┃      │  停電が発生し、非常用電源の設置状況  │      ┃ ┃      │  について関心が高まっている。市庁舎  │      ┃ ┃      │  を除く指定避難所において、非常用電  │      ┃ ┃      │  源の整備やその稼働時間について問   │      ┃ ┃      │  う。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃九番    │一、スポーツ施設整備計画について     │市長、教育長┃ ┃河野睦夫君 │ (1)テニスコート増設について、平成二十  │および   ┃ ┃      │  三年九月議会で、「平成の森公園    │担当部課長 ┃ ┃      │  (現、平成令和の森スポーツ公園)の  │      ┃ ┃      │  テニスコート増設に関する請願書」が  │      ┃ ┃      │  採択されたが、その後、増設について  │      ┃ ┃      │  どのようなことが検討されたのか。ま  │      ┃ ┃      │  た、今後、増設の計画は。       │      ┃ ┃      │ (2)「宇佐市スポーツ施設整備計画」で   │      ┃ ┃      │  は、平成令和の森スポーツ公園の整備  │      ┃ ┃      │  が完了後、II期整備して、旧ポリテク  │      ┃ ┃      │  センター跡地の整備が計画されていた  │      ┃ ┃      │  が、現状と今後の計画は。       │      ┃ ┃      │二、高齢者の「食」の自立について     │      ┃ ┃      │ (1)配食サービスの実施状況と支援内容   │      ┃ ┃      │  は。また、今後の課題は。       │      ┃ ┃      │ (2)高齢者の栄養バランスや見守りの観点  │      ┃ ┃      │  からも、配食サービスをもっと充実さ  │      ┃ ┃      │  せるべきと考えるが、第八期介護保険  │      ┃ ┃      │  事業計画では、配食サービス事業支援  │      ┃ ┃      │  の拡大を含め、取り組みをどう進めて  │      ┃ ┃      │  いくのか。              │      ┃ ┃      │三、介護職人材確保について        │      ┃ ┃      │  介護現場の人材確保の取り組みとし   │      ┃ ┃      │ て、令和元年十二月から実施されている  │      ┃ ┃      │ 「介護職人材確保支援事業」奨励金の実  │      ┃ ┃      │ 績と課題は。また、人材確保のため、今  │      ┃ ┃      │ 後どのような取り組みが必要と考える   │      ┃ ┃      │ か。                  │      ┃ ┃      │四、学校教育について           │      ┃ ┃      │ (1)令和二年四月より、中学校の自転車通  │      ┃ ┃      │  学におけるヘルメット着装が義務付け  │      ┃ ┃      │  となったが、現在の着装の状況は。   │      ┃ ┃      │ (2)学校教育における支援員の配置につい  │      ┃ ┃      │  て、当初の各支援員の配置計画と配置  │      ┃ ┃      │  状況は。また、新型コロナ感染防止対  │      ┃ ┃      │  策としての支援員の配置は可能なの   │      ┃ ┃      │  か。                 │      ┃ ┠──────┼─────────────────────┼──────┨ ┃十番    │一、宇佐市の観光、宿泊について      │市長    ┃ ┃後藤竜也君 │ (1)グリーンパークうさの現状について。  │および   ┃ ┃      │ (2)グリーンパークうさは市にとって必要  │担当部課長 ┃ ┃      │  不可欠な施設だと思うが、市の認識   │      ┃ ┃      │  は。                 │      ┃ ┃      │ (3)宇佐市観光協会の運営について恒常的  │      ┃ ┃      │  な支援が必要では。          │      ┃ ┃      │二、伝統行事・文化の保護について     │      ┃ ┃      │ (1)伝統行事である各地域の祭りや有形無  │      ┃ ┃      │  形の文化財保護に対する市の姿勢は。  │      ┃ ┃      │ (2)無形民俗文化財でもある長洲の新盆行  │      ┃ ┃      │  事、御殿灯籠が存続の危機であるが、  │      ┃ ┃      │  支援の考えは。            │      ┃ ┃      │三、ネットリテラシー教育について     │      ┃ ┃      │ (1)SNS等での中傷、フェイクニュー   │      ┃ ┃      │  ス、また、ネットを通じて児童・生徒  │      ┃ ┃      │  が犯罪に巻き込まれる等、社会問題と  │      ┃ ┃      │  なっている。市内の小中学校ではどの  │      ┃ ┃      │  ような取組みを行っているか。     │      ┃ ┃      │ (2)ネット環境、タブレット整備に合わ   │      ┃ ┃      │  せ、改めて教育すべきではないか。   │      ┃ ┃      │四、危険家屋について           │      ┃ ┃      │ (1)市内の危険家屋の件数。        │      ┃ ┃      │ (2)対策の課題点は。           │      ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━┛ ◯議長(衛藤博幸君)十九番 高橋宜宏君。
    ◯十九番(高橋宜宏君)皆さん、おはようございます。十九番の高橋です。  ずっと聞いていますと、皆さん方、大体台風十号の話をなさいますので、私、ちょっと違う話をしたいと思っています。若い議員さんの一般質問をずっと聞いていて、もういつも感心させられることばかりなんです。私が若かったときに、あんなに堂々と一般質問ができたかなと本当思うくらい、しっかりした一般質問を皆さんなさっているんで、本当にいいなと思っているんです。  昨日の最後の川谷議員の一般質問もそうでしたけども、彼、堂々としていますよね。体格も堂々としているんですけど。話をいつも聞いてて、彼の話は、ありがたい高僧の法話を聴いているような感じで。私、後ろのほうに議席があるんですけど、いつも椅子の上に正座をして聴いてみたいなっちゅうような、そんな雰囲気のある、すごい立派な一般質問で、私も負けてはならないなといつも思っている次第です。  さて、今回は四項目にわたって一般質問をいたします。  第一の質問は、ここ二年間もう定番になっています。院内町養豚場問題についてです。  平成三十年九月定例会の一般質問で、養豚場が汚水の放流許可を取得しないまま、用水路に垂れ流している問題を指摘して以来、優に二年が経過しようとしています。  本年六月議会での答弁では、昨年十二月に業者との立会いの下、現地調査を行い、現地の状況等により放流許可申請が必要と判断し、本年一月放流許可申請書の提出について通知を行った。期限内に提出がなかったことから、四月十七日に再度通知を行ったが、現在まで申請書の提出はされていないとのことでした。再度通知を行って既に五か月が経過しています。その後、放流許可申請は提出されたのかをお尋ねいたします。  二点目は、建築確認申請に関する問題です。  宇佐市が、一部豚舎と工作物三基の建築確認申請が提出されておらず、違法性を確認して一年三か月になろうとしています。昨年九月定例会の一般質問で、報告書の期限について質問したところ、建築住宅課長は、工程表が提出され、十月三十日までに構造物実測図作成とあるので、十月末日を報告書の期限と考えているとの答弁でした。しかしながら、同年十二月定例会、そして本年三月の定例会の一般質問でも、事態は全く進んでいないことが明らかになっております。  こうした中、六月定例会の答弁では、担当部課長共々、七月には工程表等の提出をしてもらえると考えているとの答弁がありましたが、その結果をお尋ねしたいと思います。  第二の質問は、大型店の跡地問題についてです。  マルショク・サンリブ四日市は、マルショク四日市店として一九六三年十二月に開店しました。一九八一年に三階建てのショッピングセンターに建て替えられ、マルショク・サンリブ四日市と改称、中津マルショクの旗艦店となったこともあります。  しかし、二〇〇〇年代に入ると、競合店の出店があり、経営悪化、そして、二〇一七年、十月三十一日に閉店をいたしました。閉店後は解体されましたが、跡地利用については現在もなお決まっていません。  また、トライアル宇佐店は一九八一年七月に駅川寿屋として開業、駅川町の発展とともに、寿屋も売上げを伸ばしてきましたが、二〇〇〇年十二月、メルクス宇佐が開業するや、寿屋は劣勢に立たされました。二〇〇二年一月に寿屋が閉店しましたが、同年八月にトライアル宇佐店が営業を開始し、多くの市民が利用していました。  その後、メルクス宇佐の東側に移転計画もありましたが、諸般の理由で断念、二〇一九年八月二十五日に閉店をいたしました。  市役所に近く、交通量が非常に多い交差点という宇佐市の一等地であるため、市民も注目しています。二つの大型店の跡地は空白のままですが、その後どうなったのでしょうか。  第三の質問は、グリーンパークホテルうさの休館問題についてです。  食肉卸・小売まるひでを中核企業にしたグループが、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した宿泊事業の人員削減に踏み切ることが、七月十七日の地元紙の報道で分かりました。  これによりますと、県内で運営する十五の旅館、ホテルなどのうち、別府、由布、竹田、宇佐四市で休業している六施設の社員・パートら従業員約二百人を七月末で解雇すると言います。宇佐市が出資しているグリーンパークホテルうさも休館状態のままですが、今後どうするのでしょうか。  第四の質問は、小部遺跡についてです。  令和元年九月定例会での私の質問に対し、概要報告書を今年度内に作成する予定とのことだったですが、その後、提出は済ませたのでしょうか。  また、小部遺跡の国指定史跡を目指す範囲について、環溝遺構の外側まで約一万六千五百平方メートルを予定し、現在、所有者に史跡指定の同意を得るため協議を行っているとの答弁でしたが、同意や取得は順調に進んでいるのでしょうか。  さらに、国指定史跡の指定はいつ頃になる予定かも、併せてお尋ねをいたします。  これで、初回の質問を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、高橋宜宏議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。  二項目め、大型店の跡地問題についてでありますが、まず、サンリブ四日市店は、平成二十九年十月末に閉鎖、解体され、四日市商店街の中心部が空き地の状態となっております。撤退に伴い、商工会議所、四日市商店街振興組合、地元の自治会や議員、金融機関や行政などの代表で構成される四日市大型店跡地問題検討協議会が設置をされ、跡地利用の方向性が協議されました。  その協議結果を受けて、宇佐商工会議所から、ビジネスホテルを中心とした宿泊施設や商業施設等の誘致活動の考えをまとめた要望書が市に提出をされております。  市といたしましても、商工団体からの要望を踏まえ、跡地問題検討協議会の関係者と協力し、これまでトップセールスによる民間投資を促す誘致に取り組んでまいりました。  今後も引き続きサンリブ跡地への誘致活動に官民協力して取り組んでいく考えであり、企業が進出するに当たり、他市と比較して遜色ない補助制度などを検討しているところであります。  次に、トライアル跡地につきましては、昨年八月の閉店後、老朽化した建物を解体し、現在空き地となっておりますが、これまでこの土地を所有する企業に、土地の活用方針や状況等を随時確認する中で、早期の有効活用についてお願いをしております。その企業によりますと、新たな商業施設が展開できるように調査及び情報収集を行っているとのことであります。  市の中心部に大型店撤退後の空き地状態が長期化することは、地域経済並びに雇用に影響が生じることから、今後も早期に跡地が利用されるよう、関係団体と連携して対応してまいります。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、四項目めの小部遺跡についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)皆さん、おはようございます。教育長の高月でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えします。  四項目め、小部遺跡の概要報告書の作成と提出及び土地所有者への同意取得と国指定の時期についてですが、古墳時代前期の豪族居館跡が発見された小部遺跡については、多くの研究者から古墳時代前期の豪族居館と宇佐風土記の丘に所在する赤塚古墳の被葬者との関係が明らかになる遺跡として評価されております。  平成三十一年三月から令和元年七月にかけて確認調査を行い、発見された方形区画内の大型建物を含む報告書を、三月二十五日に刊行いたしました。  文化庁への具申書は、土地所有者の同意も必要なことから、指定を目指している土地の所有者と逐次協議を行い、約七〇%の同意を得られたため、今年の一月十七日に具申書を提出いたしました。  国史跡指定の時期につきましては、国の文化審議委員会で審議された後、文部科学大臣へ答申され、官報告示をもって国指定という事務の流れですが、具申書提出後につきましては、市としては把握できない状況です。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内養豚場問題についての一点目を、院内支所長 井上涼治君。 ◯院内支所長兼院内支所地域振興課長(井上涼治君)皆さん、おはようございます。院内支所長の井上でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての一点目、放流許可申請について再度通知を行って既に五か月が経過しているが、放流許可申請は提出されたのかについてですが、現在まで業者から放流許可申請は提出されていません。しかしながら、五月に東、納持の環境を守る会と業者及び市の三者で協議を行い、六月には放流経路の現地確認、七月には二回目の三者協議を行うなど、現在、提出に向けて協議を重ねているところです。  なお、放流許可申請については、地元の合意が必要なことから、引き続き協議を進め、地元と業者との調整を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの院内町養豚場問題についての二点目を、建設水道部長 城 隆弘君。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)皆様、おはようございます。建設水道部長の城でございます。十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、院内町養豚場問題についての二点目、六月定例会の答弁では、四月には工程表等の提出をしてもらえると考えているとの答弁があったが、その結果についてですが、建築主に依頼されている建築士からは、構造計算書の作成を依頼している構造設計事務所から、七月中の完成を予定していたが、担当者の健康上の理由で、納品を九月まで延ばしてもらいたい旨の申出があったとの報告を受けています。このため、現在のところ、新たな工程表等は提出されていません。  市といたしましては、引き続き建築士に状況の確認を行いながら、新たな工程表等の提出を求めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めのグリーンパークホテルうさの休館問題についてを、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)皆様、おはようございます。総務部長 久保でございます。  十九番 高橋議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、グリーンパークホテルうさの休館問題について、運営会社の人員削減問題が報道されたが今後どうするのかについてですが、議会開会日の全員協議会で報告させていただいたとおり、八月七日に開催された臨時株主総会において、ホテル運営を担っておりましたF&Tホールディングスより、当施設における宿泊事業から撤退したい旨の提案がなされました。  当施設は、平成三十年四月にグリーンパークホテルうさとして再オープンして以来、売上げも徐々に上向き、大手観光サイトのレビューも高い評価を得るなど、まずまずの滑り出しを見せておりました。しかし、空調や給排水といった施設関係が体育館等と一体化された形で整備されているため、光熱水費が一般的な類似施設と比べ二倍程度高く、経営を圧迫するという構造的な課題を抱えておりました。また、従前の運営会社から引き継いだ負債の影響もございまして、経常収支が黒字化するまでには至らない状況が続いておりました。  そのような中、突然のコロナ禍に見舞われ、大変厳しい経営環境に陥ることとなり、F&Tホールディングスとしては、当施設において宿泊事業を継続することは困難であるとの結論に達した旨の説明を受けたところであります。全株主で協議した結果、宿泊事業からの撤退については、やむを得ないものと承認されたところであります。  今後につきましては、株主として、市議会の御意見もいただきながら、他の株主と方向性を協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十九番 高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それでは、項目の若い順から順次再質問をしたいと思います。  まず、養豚場問題の放流許可の問題ですね。  依然、放流許可申請は出されていないという答弁。これは当然といえば当然なんですね。放流許可申請に関しては地元の同意が要るからです。これまでの経緯の中で、私も守る会の人たちとずっといろんな会議でやり取りをしていて、聞いてきているんで分かるんですけれども、大きな歩み寄りがあります。  例えば、今、汚水を垂れ流しているあの場所は、U字溝が昔一部入っていたようなところがあるんですけど、小さいですよね。だから、あそこに大きなU字溝を入れてくれというようなことです。そうすれば同意すると。それから、多少の時間的猶予も許容するというようなことも言っています。また、途中の排水経路に他人の土地とか共有地があるわけですけれども、それも守る会の人たちが協力して、何とか許可を取れるようにしていきたいというような歩み寄りもあるわけです。  ですから、業者も、ちょっと私、話をしたときに、その件について前向きだというような印象もあったんですけれども、その後どうなっているのか、知りたいです。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)院内支所産業建設課長の後藤でございます。高橋議員の再質問にお答えします。  放流許可申請につきましては、これまでも申しましておりましたように、放流先が用水路や広丸川の法定外公共物となっておりますので、排水の経路図や地元区長の同意が必要となってまいります。  排水経路につきましては、所有権を有する地権者の合意形成や地元の理解が不可欠ですので、守る会や業者の意向を聞きながら、現在、調整を行っているところです。今後も、排水形態等具体的な協議を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)あなたたちの立場ではなくて、業者がそれについてどういうふうに最近歩み寄っているのかを聞きたいんです。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えします。  具体的な内容については、双方の意見を聞きながら、業者のほうも前向きでございますので、詳細については現在協議中ということでございますので、回答は控えさせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)分かりました。基本的には、業者が自費でU字溝を設置しなきゃならないと思うんですけれども、私もその業者の方と話をしたときに、何か補助事業があればなというようなことを言ってましたけれども、何かそういうものは、調査してくれと私言いましたけれども、ありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)院内支所産業建設課長。 ◯院内支所産業建設課長(後藤博文君)お答えします。  本件に係る市の庁内検討委員会がございますが、こちらでも協議を行いましたが、現在のところ適した事業については見当たりません。  しかしながら、本案の早期解決に向けて、市といたしましても双方の意見を聞きながら、調査を引き続き進めていきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)基本的に業者が自費でということなんでしょうけど、そういう補助事業があれば、それに乗せてあげるということも一つの方法だと思いますので、引き続き調査、検討をお願いしたいと思います。  二点目の擁壁の違法建築問題についてです。  擁壁と一部豚舎の建築確認未提出問題で、六月定例会の答弁では、担当部課長共々、七月には工程表等の提出をしてもらえると考えているとの答弁がありました。私はそれに答えて、恐らく提出しないだろうと言ったんですけども、私の予言どおりになりました。  ここで聞きますけれども、もうこれ随分なりますよね。担当部課長、あなたたちはどう責任取るの、それ聞きたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長の松田です。再質問にお答えいたします。  御指摘のとおり、工程表等の提出につきましては遅れております。ただ、担当の健康上の理由ということでありますので、当方といたしましては、引き続き粘り強く提出に向けて、指導等のほうを行っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)予言しておきます。今度九月と言うけど、恐らくそれも健康上の問題で出されないでしょうね。そのときに、どう責任取るかも考えとってください。部長も考えとってくださいね。  今年三月定例会の一般質問で、悪質な業者には、私、告発するくらいの強い意思を持って業者にも働きかけて、報告書を提出させようにしてもらいたいと申し上げた。すると、城部長が、「建築基準法第十二条五項が出ない限りは判断がつきかねるということなので、何とかそこは提出をいただきたいとお願いしているところ」と言って、さらにこう答弁しています。「今後については、このままいたずらに時間を要するということはよしと考えておりませんので、国、県の御助言をいただきながら考えてまいりたい」その後、半年たちました。今回も提出されていないわけですけれども、国、県に何らかの助言をいただいたんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)建設水道部長の城でございます。高橋議員の再質問にお答えいたします。  県、国のほうには、前々から県のほうにも相談かけております。そういった中では、特定行政庁としての判断だということは、国のほうからもそういったお答えいただいておりますし、県にも、市としての、特定行政庁としての立場という取扱いについても御相談をしておりますが、今の中では、これに対しての具体的な取組、前々から御説明しているとおり、国の中でもその件数としてこの事案が、議員がおっしゃるように、即六条違反だということで告発に至るかということが、なかなか判断しにくいという状況で、我々としても、今、十二条の五項をもってですね、業者さんのほうに提出を求めていると。  長くなりますけど、相手方も、今も誠意を持って対応していただいているというふうに、私たち判断しておりますので、このままそれが、いたずらに本当に誠意がないということであれば、私たちも、また何らかの形は取っていかないといけないと思いますが、今の段階では、構造計算書を出していただくという取組をやっていただいていますので、見守っていくというのが私たちの考えであります。
     以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私はあくまでも、城部長も松田課長も、建築基準法第十二条五項の報告にこだわっているんですけれども、国とか県に相談したら、特定行政庁の判断なんだと言われたということですね。私も国、県に聞いたら、そういうふうに回答がありました。だからここでね、あなた、悪質と思わないというような言い方ですけども、これ、ここに議員さん随分おりますけれども、これをね、悪質と思わなかったら、悪質な業者なんかいないんじゃないですかね。どこで判断するの。だから期限を区切れと、私は再々申し上げてきたじゃないですか。期限を区切るということはどうですか。それか、告発ありきでやれって誰が言っていますか。現地確認に行くべきだと。出されなければ、報告書が出されなければ、現地確認にまず行きなさいと言っているだけのことですよ。それすらできないの。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  現地確認につきましては、この後、例えば十二条の五項の部分の報告書がこのまま出ない状況が続いたりですね、状況によってはそういった現地確認ということで、現地確認ということは、当然中に入りに行くということですので、その体制を取っていかないといけないとは思うんですが、そういった考えは今後していかないといけないという思いはあります。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)どんどんどんどん先延ばしに来てるじゃないですか。今後と言うんだったら、その期限を区切ってください。いつまでに出されなければ現地確認に行くという、もうはっきり言ってください。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  今、いつまでかということを問われると、私たちもちょっとこの場でいつまでかというお答えはしかねると思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今度九月に出すと言っているんでしょう。九月に出されなければいいですか、現地確認で。はっきりしなさい。 ◯議長(衛藤博幸君)建設水道部長。 ◯建設水道部長兼都市計画課長(城 隆弘君)お答えいたします。  再度答弁になりますが、ちょっとこの場ではお答えはいたしかねます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)市民は笑っているんですよ、あなたたちの対応に。何か業者と癒着があるんじゃないかっていう言い方をする人だっているんですよ。だからね、やっぱり法的安定性の問題がありますよ。これをね、野放しにしてたら、今後、建築確認行政なんか取れないじゃないですか。ほかのことだってそうですよ。だから、これはきっちりね、庁議で市長の意見も聞いて、はっきりしてください。決まったら私に教えてくださいね。お願いします。  それからですね、県の家畜保健所が指導していた防護柵、あれはいつが期限なのかと、それが間に合わなければ、何か行政指導、ペナルティーがあるのかをお聞きします。 ◯議長(衛藤博幸君)農政課長。 ◯農政課長(土居 徹君)農政課長の土居でございます。再質問にお答えいたします。  家畜伝染病の期限につきましては、防護柵は十一月一日施行となっております。  それにつきましてペナルティーということですが、県の家畜保健衛生所によりますと、現地を確認し、必要があれば指導や助言を行い、従わない場合には勧告等が行われるというふうに伺っております。  ただ、設置できない理由にもよるそうでございますので、十一月一日に現地を確認して、対応を考えていくということでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それから一つ朗報があるのは、悪臭防止法に基づく規制地域等の見直しが、十月一日から施行されますけれども、これはどう周知させていくのか。課長、説明してください。 ◯議長(衛藤博幸君)生活環境課長。 ◯生活環境課長(久保文典君)生活環境課長の久保でございます。再質問にお答えします。  悪臭防止法に基づく規制方法が十月から変更になりますので、規制対象地域が市内全域になることや、人の嗅覚を用いた臭気指数による規制に変更となることなど、また、事業所には悪臭防止対策を行っていただくよう、ホームページ及び広報四月号、九月号で周知を行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)分かりました。しっかりやってほしいと思います。  それでは、二項目めの大型店の跡地問題についてです。  これ、マルショク・サンリブ四日市店とトライアル宇佐店ですが、宇佐市在住の雇用人数は何人いるのか。また、その人たちが現在どうなっているのかも、調査があれば教えてください。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  サンリブにつきましては、当時の資料を見たところ、正社員として数名いらっしゃいました。五名程度だったと思います。数名いらっしゃいましたが、系列店へ転勤されておりました。また、パートの二十名につきましても、産業雇用安定センターにて再就職の支援をされたという記録が残っているところであります。  また、トライアルにつきましては、当時の従業員は、全員が中津店か、または玉津店のほうに異動になったというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)分かりました。トライアル宇佐店なんですけれども、メルクス宇佐の東側に移転計画があったっていうのは御承知だと思うんですけれども、結局断念したのはどういう理由だったのか教えていただきたい。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  昨年の八月に閉店するという情報を得たときに、すぐ会社のほうに電話をさせて確認させていただいております。そのときの説明によりますと、一番の理由は建物の老朽化であった。そして、議員言われますように、移転先を確保した上で、市内で新規オープンしたいということでいろいろ探したけども、進入路に問題があって見送りをしたというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私も、アクセスの問題と排水の問題があったというふうに以前聞いておりました。トライアルのミスターマックス東側の移転計画があった段階で、トライアルの人と、何かその辺の話をしたことがありますか。宇佐市にとどまってもらいたいということでね、少し行政も働きかけたとか、便宜を図ったということはありませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  まず、当時の担当者によりますと、移転計画のときにコンサル会社を通じて、開発行為等の交付申請がなされていたということであります。書類に不備があるので、いろいろ協議をしよう、そして、一緒にやっていこうという状況ではありましたけども、半年後に取下げの連絡があったということで、その後動きはなかったみたいであります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)うちもそうなんですけれども、飲食業とかですね、これまでトライアルで食材を購入していたところが非常に多かった。トライアルの影響力というのは非常に大きいんですよね。できれば宇佐にとどまってほしかったんですけれども、高田に行ってしまったというのは経緯があって、今、宇佐の飲食業の人たちは、高田まで食材を購入しに行っているような状況があります。非常に残念でならないんです。だから、こういうときにはきっちり、何か宇佐市の行政もできることがあったら、率先垂範してやっていくということも非常に重要かなと思いました。  こうした中ですね、私、最近入手した情報ですけれども、トライアル跡地を管理しているのが、寿屋の後身企業で株式会社カリーノファシリティーズという企業です。トライアルの跡地に企業が入るという情報を聞いているんですけども、課長はどうですか。御存じですか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  議員言われますように、トライアル跡地の地権者は商業施設専門の開発業者になります。その業者によりますと、スーパーマーケットの建設を念頭にもろもろの調査を進めているというふうに伺っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私もそういうことなんですが、もっと具体的な話はできませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  現在の情報として公表できるのは、その程度だというふうに認識しております。また新たな情報で公表できる段階が来れば、随時していきたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)これまで大型店問題というのは、私たち、寿屋のときにはね、地元の商店のために反対運動を展開したこともあるし、それが逆に郊外に行ってしまって、また困っているとかっていう、今、コンパクトシティーで、今度中心市街地にという問題もあります。  それから、最近出ているのは、この撤退問題ですよね。だから、撤退問題というのは厄介な問題になります。人口急減がどんどん地方で進んでいけば、よりこの撤退問題が出てくると思うんで、やっぱり課長、この撤退問題についてどうするのかということは、絶えず今からでも協議しておいていただきたいというふうに思います。  三項目めのグリーンパークホテルうさの休館問題です。  九月一日の全員協議会とか一昨日の永松議員の答弁に答えて、市長さんから、F&Tホールディングスの宿泊事業からの撤退について説明がありました。  その際、グリーンパークうさは、以前から運営会社から引き継いだ負債の影響もあり、経常収支が黒字化するまでには至らない状況が続いたと言っていましたけれども、引き継いだ負債額はどれぐらいだったのか、まずお尋ねいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。高橋議員の再質問にお答えします。  事業譲渡を受ける際にですね、全ての負債を引き受けるということになっておりまして、総額で約一億円というふうに伺っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それとですね、観光事業から撤退する、宿泊事業から撤退するということですけれども、経営だけからの撤退なのか、F&Tホールディングスの出資株六千株ありますよね。それはそのままにしておくのか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えします。  現時点におきましては、あくまで宿泊事業からの撤退でございまして、会社からの撤退ということではございません。引き続き現状のまま株を保有していただいている状態です。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)それから私、こんな話も聞いているんですけど、あそこに新たなホテルから引き合いがあったというふうに聞いているんですが、その情報は聞いていませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  F&Tホールディングスにですね、今回の撤退表明に当たって、何かそういう別の事業者と後々経緯があるのかということをお聞きした際には、やはり大きな負債を抱えている物件であり、自分たちのほうからそれを引き受けてくださいという、こういうコロナ禍含めてですね、ちょっと状況にはないということでございました。  また、私たちのほうに直接的にそういう話ということも、ちょっと耳に入っていないところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)まず、宇佐市がこのかんぽの宿を購入するという経緯、私知っているんですけれども、一番最初、端緒はですね、宇佐市観光協会が、宇佐市の拠点が必要だということで、市長さんのところに陳情書も出し、陳情に行かれたことは承知しています。  いや、実は私は、あまり賛成ではなかったので、これは購入すると宇佐市の負担になりはしないかという気持ちがあったんで、私は反対だったんで、陳情にも行きませんでした。  そこでお聞きするんですけれども、当初ですね、宇佐市が郵政省からかんぽの宿の土地、建物を購入して以来、どれくらいあそこに予算を投入しているのか。トータルでもいいんですけど、具体的に分かれば教えていただきたい。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  郵政からですね、市がまず土地、建物を購入するというとき、総額でございますが、約六千七百万円ぐらい費用がかかっております。  また、グリーンパークホテルうさに現物出資するまでの間、三年間ですね、市のほうで建物を保有して、ホテルを運営していたわけでございますが、その間にかかった経費が、三年間で延べ四千三百万円程度になっております。グリーンパークホテルうさに現物出資するという段階で、建物自体は議会の議決をいただきまして、出資金相当として二千九百万円程度、合わせまして、施設の維持管理費として二千万円。入浴客混雑解消ということで、三階、四階に宿泊専用の家族風呂を設置するという費用として、三千万円を支出しているところでございます。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今後老朽化するわけで、さらに一層宇佐の負担がどんどん出ていくということは考えられますね。ただ、それは宇佐市にとって必要な施設であれば、予算を投入しても問題ないと思うんですけど、その辺の判断をどうするかということが一つ、今後の問題としてあろうかと思います。  そして、私は宿泊業はしていませんけど、観光業の端くれで、よくこの問題は分かるんですけども、目と鼻の先に、もう世界一と言っていいような別府温泉があるし、また、すばらしい由布院温泉もあってですね、日本人ってのはやっぱ温泉が大好きで、やっぱり泊まるといったら温泉地、しかも、今言ったようにすばらしい温泉地が目と鼻の先にあって、宇佐でね、宿泊させるというのは非常に難しいですね。だから、観光ホテルというのは厳しいんじゃないかなと私は今でも思っています。  ただややこしいのはですね、こうした中に、陳情書が昨年六月と今度も出てますけれども、医師会病院の新しい建て替えというか、その場所が、どうも今、このグリーンパークホテルうさの横とかっていうふうに収れんされていっているように聞こえるんですけども、これをまずどうかしないとですね、結論がはっきりしない限り、やっぱりグリーンパークホテルをどうするかっていう議論になりにくいというふうに私は思っているんですよ。あの横にあって、相乗効果が生まれるようなものかどうかもちょっと疑わしいんで、私は否定的なんですけどね。  だから、そこで健康課長に聞きたいんですけども、移転問題は、今どういう状況になっているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)健康課長。 ◯健康課長(出口昭子さん)健康課長の出口でございます。お答えいたします。  現在は医師会における建設準備委員会において、基本計画を策定中であります。また、六月二十五日に、宇佐市医師会より、病院と検診センターの移転の要望書が、市及び市議会のほうに提出されております。  病院はグリーンパークホテルうさの近隣に、検診センターはグリーンパークホテルうさの建物を借りたいとの要望書でありました。グリーンパークホテルうさの建物を活用するかどうかについては、今後、議会で市長が答弁しておりますが、市議会の意見もお聞きしながら、株主の方がほかにもいらっしゃいますので、方向性を協議することになると思われます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)私もこの問題、ない知恵を絞ってどういうふうにしたらいいのかなと、本当思っているんですけれども、グリーンパークホテルうさの横に医師会病院が建ち、グリーンパークホテルを検診センターに、仮にですよ、するとすれば、せっかくならもうほかにないような、病院と検診センターと宿泊施設がセットになった、よく人間ドックの会というのがあって、人間ドックに行って、宿泊と一緒になっている、そういうプランがあるんですけども、こういう人間ドックのできる検診センターを目指すのも面白いかなと思ったりもしているんですけど、これは私がない知恵を絞ってやっているぐらいのことで、まだほかにいいアイデアがあろうかとは思います。  そこで、この問題、最後聞きたいのは、市長さんがですね、今後については市議会の意見をいただきながら、他の株主と方向性を協議したいと言っていますが、具体的に、私とか何人かが、今回この問題出していますけれども、我々程度じゃなくって、例えば設置するときに特別委員会がありましたけれども、そういう特別委員会の設置を望んでいるのかどうか、その辺の具体的な話を聞きたいんですが。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)高橋議員の再質問にお答えします。  今回、グリーンパークホテルうさの関係につきましては、五人ほどですね、議員の皆さんから御質問いただいてございます。今、議員で四人目という形でございます。  したがって、まずは今回、議員さんのお考えをしっかりと聞いて、お聞きした中でですね、私どものいろんな検討をですね、加えて、議員から先ほど御説明があった、かなりあそこは維持するとなると、予算を投入しないと維持できないような施設になってございますので、いわゆるコストパフォーマンスというんですか、そういったところも含めてですね、ある程度整理をして、また私どもの考えなりを、幾つかたたき台を準備して、そしてまた皆さんにお返しをしたいと。今回は、今議会は、とにかくお聞きするというような立場かなと思います。  その特別委員会云々につきましては、それは議会との関係でございますので、また別途御相談させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)分かりました。私も私なりの意見を言ったんですけども、さしてきちんとした、提言できるようなアイデアがあるわけではありません。申し訳なかったと思います。  それでは、四項目めの小部遺跡についてです。  国指定史跡がいつかというのはまだ分からないというようなことでしたけれども、総合的に判断して、十月ぐらいにあわよくば指定になるんじゃないかなと、私はそういう希望的観測を持ってるんですけども。これは是永市長、それから竹内前教育長、それから現在の〆野課長の功績でここまでやってこれた、よかったなと感謝をしております。  小部遺跡は、古墳時代前期初頭から前期前半の豪族居館、これ祭祀跡との説もありますけれどもね、考えられており、外来系土器が多数発見されています。赤塚古墳が造られた時期とも同時期の遺構と考えられておりまして、居館と前方後円墳の具体的な関係が想定できる事例としても大変注目をされています。  私、先般いただいた、今年発行の小部遺跡II第十九次調査報告書を読んでいてですね、小部遺跡と同時期で、しかも小部遺跡と同様である土器等の外来系土器を出土している岩金遺跡というのが気になったんですけども、課長、これはどんな遺跡ですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。お答えいたします。  岩金遺跡というのは、大字上田の字岩金に所在しております。今ちょうど国の総合庁舎、合同庁舎の前の県道四十四号が、平成十六年に改良工事されました。そのときに発掘調査にて発見されております。  発掘調査の結果、弥生時代から古墳時代の竪穴住居跡、遺物、また、中世の水路跡などの遺構を発見しております。古墳時代の遺構につきましては、十七棟の住居跡、小部遺跡と時期を同じくする住居跡も含まれております。数基にわたる住居集群というふうに確認しております。  出土遺物につきましては、先ほど議員御指摘のとおり、畿内系の土器を含む小部遺跡または赤塚古墳と同時期の土器が出土をしていると。遺跡の評価としましては、小部遺跡、赤塚古墳と同時期でございますので、畿内系の外来系の土器が多数出土しておりますことから、小部遺跡、赤塚古墳と何らかの関係のある人々が居住していた可能性は否定できないということでございます。  ただ、住居跡の規模、溝、柵等の区画施設や大型の建物等がないことから、首長クラスとは異なる集落遺跡であると思われます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)今後、国指定史跡に指定されたらね、小部遺跡とか赤塚古墳だとか岩金遺跡なんかの関係もですね、きちっと生かしていっていただきたいというふうに思っています。  それからですね、ちょっと苦言を呈そうと思って、今度質問するんですけれども、昨年十一月二十三日、二十四日に、西南学院大学コミュニティセンターで九州考古学会が開催されております。この際に、教育委員会の若手職員三人が、小部遺跡第十九次調査の発掘調査成果を発表しているんですね。  このときの資料を、私、ある人から頂いたんですけれども、平成三十一年三月二十九日から令和元年七月十二日までの第九次調査の概要のところで、調査目的として、記録保存から保存目的調査に変更となっているんです。ちなみに記録保存というのは行政用語で、調査後、遺構そのものを破壊する行為のことであります。  これは重要な問題なんです。いつからこの小部遺跡を記録保存に変えているのか。それは、誰が社会教育課長だったときのことなのか、ちょっとそれをね、課長に調べてほしいというふうに言っていますけれど、どうだったんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  昭和四十年代に、吉備地方の土器に類似した関係土器、甕形の土器一点が掘り出されたのを契機に、注目を集めるようになった小部遺跡でございますが、その後、昭和五十七年から平成十二年までに、重要遺跡として発掘調査を行っております。  その成果として、平成十六年三月に小部遺跡の報告書を刊行しております。この時点では、報告書にも記載がありますように、古墳時代前期の豪族居館の可能性があり、全国的に注目される遺跡として重要度が高いと認識されていたというふうに思っております。  明確な時期について分かりませんが、それ以降、文化財担当者の異動、また退職等もあり、また、業務の煩雑さ、多忙さにより、文化財としての重要性、保護措置の必要性等の認識が、次第に薄れてきたものではないかというふうに推測しております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)これ、最終的に十九次まで調査をしたわけですよね。これ、国庫補助です。途中とはいえね、これが記録保存になるなんていうのは考えられないっちゅうて、考古学の専門家の方はよく言うんですよ。だから、こんな体たらくなことがね、宇佐市教委で行われていたということを私は非常に残念に思うわけです。  だから、今回はね、是永市長がいたから、これ何とか保存できたんだけれども、そうじゃなかったらね、保存できてない可能性もあるんですよ、国指定史跡になるような遺跡がね。だから、私、文化財行政の応援団の一人なんですよ。だからもっともっと力をつけてですね、やっぱり市長に「こうですよ、これが大事なんですよ」と逆に言えるようなね、文化財行政を目指してほしいと思っています。  時間がもうあまりないんですけども、日本遺産について、私、前の課長さんのほうにね、宇佐市が率先垂範というか、リードして、日本遺産指定を目指してくれと言っていたんですけども、もう中津に先を越され、豊後高田、国東に先を越されてしまった経緯があります。今の宇佐市はどうなっているんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)お答えいたします。  日本遺産につきましては、現在、宮崎市、ほか二十一市だったと思いますけど、神武東遷について、一緒になって日本遺産を目指そうということで、宮崎市のほう、または橿原市が中心となってやっていたわけなんですけども、令和元年度、令和二年度と認定はされておりません。  それと、今年度をもちまして、日本遺産の認定は最後とすると文化庁から言われておりますので、ちょっと今から先、難しいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)高橋宜宏君。 ◯十九番(高橋宜宏君)宇佐市は繰り返して言いますけれども、文化財保護宣言都市を全国に先駆けて宣言した都市であります。どうか、私はね、もう今の文化財行政が、もう本当にお粗末になっているなということなんで、〆野課長、もう一遍、新規まき直しをね、お願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、高橋宜宏議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお再開は、十一時十五分といたします。暫時休憩します。                 休憩 午前十一時〇一分               ───────────────                 再開 午前十一時十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)皆さん、改めましてこんにちは。議席番号一番 政友会の河野健治朗でございます。  まずは、今なお最前線でコロナウイルスと闘っている医療従事者の皆様方に、心から敬意を表したいと思います。そしてまた、感染拡大防止に取り組む全ての皆様方に感謝いたします。一緒に頑張ってまいりましょう。  さて、皆さん、夏の思い出といえば、どういうことを思い浮かべるでしょうか。各地で行われる祭りに参加したり、打ち上げ花火を見に行ったり、地域の盆踊りや遠くに住む家族と楽しい食卓を囲んだり、そういったことはたくさん思い出されると思います。でも、今年の夏はそれがほとんどできませんでした。とても残念に思いますし、悔しい思いをした人もいると思います。  でも、悪いことばかりではなかったのではないかなと思っています。新しい生活様式に不自由さを感じながらではありますが、今まで以上に、離れて住む家族のことを心配したり、連絡を取ったり、訪れたことのある地域のことを懐かしんだり、そして、過去のことを思い出して、それを話し合ったり。きっと私だけじゃなくて、皆さんもそう思っただろうし、この地域から離れて住む人たちも、同じようにふるさとを思い、家族の顔を思い浮かべたことと思います。できなかったことがたくさんある中で、この経験だけは、きっと大切な夏の思い出になるのではないでしょうか。  このふるさとを思う心を醸成していくことは、どのような時代であれ、必ず必要なことであり、確実に次の世代へとつながっていくことだと信じております。コロナ禍の中ではありますが、ふるさと回帰、地方回帰の機運が高まる今、その後に起こる社会変化に対応し、期待されるイノベーションを共につくっていくことが我々の使命と信じて、一般質問を行います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは一項目め、コロナ禍での継続した経済対策の拡充を求めての一点目、宇佐市独自の積極的な緊急経済対策として行った宇佐んみせ応援プレミアム商品券事業及び地域振興券宇佐んみせ応援券は、地元事業者からの期待も多く寄せられていたが、現在までのそれぞれの発行実績、及び今後の対応をお聞きいたします。  二点目、次の経済対策として準備されている観光客誘致促進事業の宇佐市観光エール券については、宿泊客が使用して効果を発揮すると理解しています。しかし、まずは宿泊客を獲得しなければ、満足のいく成果を上げられないと思います。全国的に事業効果が注目されているGoToキャンペーンと併用可能な宿泊券を発行したらどうかと思うが、市の見解はいかがでしょうか。  二項目め、学校施設整備についてです。  一点目、昨年十二月定例会において、学校施設の今後については、宇佐市公立学校適正規模及び適正配置等検討委員会の中で協議し、本年度、長寿命化計画を策定すると答えていましたが、現在までの進捗状況をお聞きいたします。  二点目、学校施設は、児童生徒の学習、生活の場であるとともに、非常災害時の避難所という役割を担っています。特に、老朽化が進む学校に対して、健全な状態を維持するため精密な点検が必要と思うが、市の対応はいかがでしょうか。  三項目め、災害時の避難所運営について。  一点目、令和二年七月豪雨災害を経て、市民の災害に対する意識が高まったと感じています。特に、避難所運営について興味を持っているが、情報が少なく避難所に行くことを不安に思うという声が多くあります。利用者目線でのマニュアルや利用手引を作成して、広く市民に通知してはどうかと思いますが、市の対応はいかがでしょうか。  二点目、近年の災害において、想定外の長時間停電が発生し、非常用電源の設置状況について関心が高まっています。市庁舎を除く指定避難所において、非常用電源の整備や、その稼働時間についてお聞きしたいと思います。  以上、どうぞよろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野健治朗議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、災害時の避難所運営についての一点目、利用者目線でのマニュアルや利用手引の作成についてでありますが、現在市では、大規模災害の避難所として、市内百四か所の指定避難所を指定しており、そのうち、災害の程度に応じ、小学校区単位で常時開設が可能な二十五か所を運用しております。  避難の判断や避難時の心得など、安全な避難行動に関する情報につきましては、平時より市ホームページや広報うさの特集記事、本年五月に配布した洪水ハザードマップのほか、地域で開催される防災学習会、避難訓練の支援を通じて周知を図っております。  また、新型コロナウイルス感染症予防としての避難所の三密回避を図るため、自宅内での安全な場所や災害想定区域外の親戚や知人宅への避難など、分散避難についても周知を行っているところであります。  なお、災害時には、防災行政無線をはじめ、エリアメール、Lアラートを活用した報道機関からの情報発信、防災行政無線電話応答サービスなどで、確実に情報を届けられるよう努めております。  しかしながら、議員御指摘のように、避難所の利用の仕方が分からず、不安であるという声もお聞きをしております。災害の対応に応じて安心して早めの避難が行えるように、引き続き地域での防災学習会等を通じ、周知を行っていくとともに、災害時の総合マニュアル的な防災マップを作成し、広く市民の皆さんへ周知を図っていく取組を計画しているところであります。  以上で私からの答弁は終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの、コロナ禍での継続した経済対策の拡充を求めてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)皆さん、こんにちは。経済部長の河野でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、コロナ禍での継続した経済対策の拡充を求めての一点目、宇佐んみせ応援プレミアム商品券事業と宇佐んみせ応援券の発行実績と今後の対応についてですが、七月十九日に発売を開始しました宇佐んみせ応援プレミアム商品券は、二〇%のプレミアムを含め、発行総額六億円の計画でしたが、完売に至らず、発行済み額は五億二千万円となっています。残余分につきましては、今後、募集要項を定めて再販売してまいります。  次に、市職員もコロナウイルス感染症の影響で売上げの減った市内業者を応援しようと販売した、プレミアムがつかない宇佐んみせ応援券につきましては、一千三十五万円分を発行することができました。  それらに加え、七月臨時議会で承認いただきましたすくすく子育て応援券事業で二億四千六百万円、保育施設等従事者応援事業で四千万円、宿泊補助商品券配布事業で三千万円分の商品券を発行することにより、総額で九億円以上の規模となります。この商品券事業を商工団体と連携し、盛り上げることにより、地域経済の活性化を図ってまいります。  二点目、全国的に事業効果が注目されているGoToキャンペーンと併用可能な宿泊券を発行してはどうかについてですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、観光業界全体が大きな損失を受けています。特に宿泊客の減少は、飲食業や販売業など様々な関連事業者へ大きく影響しています。  市の観光支援策の第一弾として、既に新型コロナウイルス感染症の影響による宿泊予約のキャンセルに伴い、売上高等が減少している市内宿泊施設に対して補助金を交付しているところです。  第二弾では、安心、安全に泊まっていただく施設を目指すことが不可欠なことから、宿泊事業者に対しては感染症予防対策補助金を交付することとし、飲食店や土産品店などに関わる事業者に対しては、宿泊者一名につき二千円の商品券を配布する宿泊補助商品券配布事業を行うこととしています。この事業は、宿泊事業者のみならず、観光全般に関わる方への支援につなげたいという意図から実施するものであります。  今後も、感染状況に左右されるものの、国ではGoToキャンペーンを実施しており、旅行需要の増加が見込まれています。市としましては、現状の観光支援制度の効果や、全国的な支援状況などを見極めながら、誘客促進に努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの学校施設整備についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)皆さん、こんにちは。教育次長の上田でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えします。  二項目め、学校施設整備についての一点目、学校施設の長寿命化計画の進捗状況はについてですが、長寿命化計画は、国が策定したインフラ長寿命化基本計画を踏まえ、トータルコストの縮減や予算の平準化を図り、学校施設に求められる機能、性能を確保し、優先順位を考え、具体的な整備計画を立てるものです。
     現在は、学校施設の運営状況、活用状況等の実態把握、統計資料の作成を終了し、委託業者による現場での老朽化状況の目視調査を行っています。  今後は、取得したデータより基本方針の検討、整備水準の設定、維持管理の手法の検討などを行い、三月中旬に策定する予定です。  二項目め、老朽化が進む学校に対して、健全な状態を維持するため精密な検査が必要と思うが、市の対応はについてですが、学校施設の点検については、建築基準法及び同法施行規則の定めるところにより、当該建築物の敷地及び構造については、損傷、腐食、その他の劣化の状況の点検を三年に一度、建築設備等については、一年に一度の定期点検を行っています。  なお、点検の結果も含め、学校と随時連絡を取り、危険な箇所は早急に補修等の対応をしています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めの災害時の避難所運営についての二点目を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長 久保でございます。一番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  三項目め、災害時の避難所運営についての二点目、市庁舎を除く指定避難所における非常用電源の整備やその稼働時間についてですが、現在、市では、災害時に対応可能な非常用発電機二十七台を本庁舎及び支所に整備しております。発電機はガソリンを燃料としており、一回の補給での稼働時間は、最長でおおむね三・五時間となっております。  今回の台風十号では停電が想定されたため、事前に各避難所へ配備を行い、実際二か所の避難所で停電時に活用いたしました。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  一番 河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは順次、再質問をさせていただきます。  まず、プレミアム商品券事業についてお聞きします。  昨日、そして一昨日と、内容について、また数字については、大変分かりやすい説明でしたので、理解をしておりますので、その辺については今回は聞かないようにしたいなというふうに思いますが、実際のところですね、こういった事業について、後々上がってくるのは、体感できたかということだと思うんです。現在のところ、一億円弱の換金というふうに昨日お聞きしましたが、それ以外にも小規模店舗で使われているように感じますというようなことでしたが、どういった声が実際に上がっているか、もしあればお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)商工振興課長の後藤です。再質問にお答えいたします。  商品券事業についてうちのほうに届いている声としまして、事業者のほうから感謝の声をいただいたこともあります。また、利用する市民についても、今回、目的意識を持って使いたいなというふうなことを言われた方もいらっしゃいました。  もちろん、大型店で使えないのはなぜかというような、逆の声も来ているところでありますが、今回、コロナにおいて事業者を支援したいという思いでこの事業をやっているという趣旨は、理解いただけている部分もあるのではないかというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)私も同じような声が聞こえておりますし、実際にそれが、プレミアム商品券の目的として達成できる内容なのかなというふうに思っていますので、これについては最後までそういった声を大事にしていただきたいというふうに思います。  併せてなんですけども、もう一つの応援券のほうにつきまして、よくこの事業の内容が、プレミアムとどう違うのかということを問われることがあります。これについて、明確な目的の違いもしくは応援券のほうの内容について付け加えることがあれば、お聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長の出口でございます。河野議員の再質問にお答えします。  プレミアム商品券との違いですけども、目的につきましては、コロナの影響で消費の落ち込みました地域の商店街、主に飲食業、これに対しまして、応援したいという部分では大きな違いはございませんけども、まず、決定的には市の事業ではなくて、市の職員で応援していきたいというのがスタートでございます。  それと、もう一つ大きなものは、プレミアムはついてないということで、市の職員で何かできないかということがスタートで応援券を発行したものでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)市の職員でということであれば、今もそうだと思うんですけども、他の方は購入できないということでいいんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)申しましたように、市の職員で何かできないかということがスタートでしたので、しかも、プレミアムはございませんので、市の職員に呼びかけてやったものでございまして、もちろん公募とかしているものではありません。  ですが、趣旨、こういうことをやっていくことを聞いてですね、趣旨に賛同して購入したいという方がおられたのも事実で、それは発行してございますけども、そういう分が一部はございます。基本的には市職員でございますので、そういった対応をしているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)よく分かりました。  商品券事業について、いろいろな過去の例もあるでしょうし、手探りでというか、今回は地域の経済の底上げのため、そして、コロナの影響によって落ち込んだ経済の復活を求めてというような趣旨で行われている事業だと思うんですね、どちらもですね。それは使用者にとっても、事業者にとっても、ものすごくプラスになることなんです。  ですが、通常のプレミアム商品券と同じような雰囲気で進んでしまうと、どこかがもうかってどこかがもうからないというような会話になってしまいがちだと思うんです。期間も長くて、一月の十七日、十八日まで使える商品券として生かしていくためには、これから先の使用に結びつくような啓発活動が必要だというふうに思っているんですが、それについてはどのようなアクションを起こすとか、どのような依頼をするとかいう計画があれば教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  今回、使用期間をまず長くしたのは、コロナの影響がどういった状況に今後なるのかというのが見通せないということで、長くしております。今後、秋の行楽期や年末年始等も十分期間に含まれておりますので、感染症に配慮しながら利用していただきたいなという思いでいます。  それに併せて、何とか商工団体、また、事業者の皆さんと力を合わせながら、この事業を目的どおり達成できるような形で利用していただくための盛り上げ方を考えていってやりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。  先ほど商品券事業の委託先の話が出ましたけども、商工会議所及び両院商工会との連携、またコミュニケーションの取り方について、何か工夫されている点がありましたらお答えいただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)商工振興課長。 ◯商工振興課長(後藤 優君)お答えいたします。  この事業につきましては、商工団体からの要望という形で最初の動きは始まっておりますが、市のほうも一緒になってやっていこうという形で、まず、実施までの間に、相当の回数、協議を行いました。また、前回六月の議会で、早めの販売もできないかという意見もいただきましたので、そういうのも合わせて、度々協議を行ってきたところであります。  販売につきましても、三回に分けて販売するとかいろいろありましたので、団体に任せるだけでもなく、我々も郵便局への配達を行うなど、一緒に取り組んできたというふうに思っております。  今後も、先ほど申しましたように、目的達成するように連携してやっていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)一緒に行動された点は、非常に評価が高いんじゃないかなというふうに思います。  よく聞く話としてなんですけども、委託された側は業務過多になって大変だというふうに捉えがちだというふうに聞いております。これは、この事業がというわけではありませんが、往々にして委託が負担になるということになれば、この事業の推進について、ほかの事業の推進についても、足かせになるのは間違いないというふうに思っております。ですので、そういった連携を常に取って、今後もその推進について協議をできるところはやっていく、変えるところは変えていくというような姿勢が必要かなというふうに思いますので、継続して取り組んでいただきたいというふうに思います。  この経済に関することについては、皆さん方が思っている以上に地方の経済は逼迫しているというのは、もう御承知のことだと思います。この状態が長続きするか、それともどっかで改善されるのか、これはもう誰にも分かりません。そういった中で、我々ができることというのは、その底上げには何が必要かということと、やっぱり寄り添って考えていくということが必要だと思うんです。これが達成されなければ、行政の収入もどんどん減っていくというのはもう明らかです。悪循環を好循環に変えるのは、我々と、そして市民との意見、そして考え方が融合していくとき、そういうふうに考えますので、ぜひともこの事業を皮切りに、経済が発展していくための第二、第三の考え方を、また検討していただきたいなというふうに思います。これは要望です。  ということで、この件につきましては、次に進めさせていただきたいと思います。  経済対策の二点目にあります宇佐市観光エール券、これについてですね、大変誘客キャンペーンも含めて、今から改めて宇佐市に訪れる人たちを迎え入れようと。じゃあそれにはどうするかというような風潮が、もう本当によく表れているなというふうに思うんです。具体的な内容はまだ決まっていないと思いますが、これの、特にどういうふうにして、どういう人たちを呼び込もうとしているのか、もし話せることがあればお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)観光・ブランド課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  この事業につきましてですが、やはり使える店の周知ということで、市内の、今、十一施設ぐらいで使える見込みでございますが、それと併せて、宿泊者に二千円券をお渡しするわけですから、いかにこの二千券がどこで使えるかという示し、例えば宇佐神宮に行くならば、この飲食店、この土産品店で、そういった部分を店舗名や連絡先を入れてですね、市外者が活用しやすいような方法を取りたいというふうに考えているところでございます。  今、目標としましては十月一日から、それから来年の三月三十一日までの間、ぜひ市内に宿泊していただいて、この二千円券を有効に活用していただきたい。併せて、GoToトラベルとの併用も可能です。  また、この事業を機に、市内の方も市内に泊まっていただくということも必要じゃないかという、そういうことを複合的に考えた上での制度でございますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)内容についてはよく分かりました。  先ほどお聞きしたのはですね、どういうふうに誘客をしていくか、要は観光客、宿泊客を獲得するための事業展開として何か考えられていること、計画としてしゃべれる範囲でお聞きしたいなというふうに思います。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)お答えいたします。  この事業につきましては、既に分かりやすいチラシを作ろうとしているところでございます。ほぼ完成でございます。こういったものを、昨日もお答えしましたけれども、市内、県内の道の駅とか直売所、併せて、今、マイクロツーリズムということで、車で来るお客様が多いわけですから、インターチェンジ五か所ぐらいにこれを配布して、この事業を周知をしたいと思っております。  十月の広報、それから市のホームページ、そういったものをですね、いろんな点からPRしながら活用いただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)分かりました。そしたらですね、ぜひとも集客というか誘客をしていく流れの中、構造の中でお願いしたいのは、先ほど冒頭の挨拶でも言いましたが、宇佐市から巣立った、離れていった方々がですね、今回のようなときに本当に宇佐市はと、自分の田舎はと、家の周りはというような情景を思い浮かべて、その地のことを考えてくれている、懐かしく思っていてくれているということがたくさん届いてきています。その人たちが帰ってきたいなというふうに思ったときに、果たしてその事業であったり、そのキャンペーンの内容が有効的に活用できるのか、そしてまたそれを使った後、ここはよかったよというふうに言ってくれるのか。僕は、広告塔としては、そういった方々がものすごく大きな効果を発揮するのではないかなというふうに思っております。  もちろん様々な箇所でチラシを配布したり、いろんなメディアに出ていくことはもちろん必要なことであるというふうに思いますけども、既に宇佐から離れていった方々、相当数の方々がいると思います。そういった方々は、必ずと言っていいほど興味を持っていただけるというふうに思いますので、そこに目をつけていただいた企画運営をしていただければ、なおいいなというふうに思っておりますので、それについては期待をさせていただきたいというふうに思います。  まだ決まっていないところが多い中で、この事業、また宿泊券に絡めるような展開ができるかどうかの答弁には、まだできにくいというか、しにくいのかなというふうに思いますが、最後、これはもう私の希望として、この事業の展開が、今後の、来年以降の宇佐市の観光であったり、宇佐市の考え方、地方の考え方の改善につながるというふうに期待をして、次の質問に移りたいと思います。  学校施設整備についてです。  以前より、この老朽化及び教室不足も含めて、施設に対する考え方はどのようになっているのかなという単純な考え方から、いろんな質問をさせていただきました。その中で、先ほども言いました学校適正規模及び適正配置等検討委員会、これが開催されているということは承知しております。  先立って、ホームページにあります委員会の会議録を見ますと、そこにはアンケート調査を行うということが書かれておりました。それについて現在、アンケート用紙を配布したところだと思いますが、今回、小規模校を対象に行っているというふうに聞いております。それはどうしてなのかをお聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育総務課長の上田です。一番 河野議員の再質問にお答えします。  今現在行ってますアンケート調査を、十一校に絞ってやっている理由につきましては、現在、適正規模適正配置等検討委員会を行っております。その中で検討する中で、宇佐市としての標準的な規模の基準というものをこれまで持っておりませんでした。法の規定からいきますと、十二学級以上十八学級以下が標準とするという基準がありますが、地域の実情に応じて考えられるという部分がありましたので、その検討委員会の中で、昨年度、最後の会議の折に、宇佐市としては、小学校については六学級、中学校については三学級で線を引きたいという御提案をして、合意をいただいたところであります。  その基準に基づきまして、現在の小中学校の規模を標準学級数で当てはめてみますと、今回行う十一学級について、十一学級がその基準を満たせていないという部分に該当しましたので、今回の調査対象とさせていただいているという状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。それは、その規模と配置、教室規模であったり、要は学校内部の環境の基準ということで取り組まれているという認識でよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  それぞれの学校の施設の状況でという部分ではなくて、あくまでも線を引きました基準の六学級、三学級という部分に基づいた線引きという形になっています。それぞれの個別の学校施設がどうなっているかという部分で線を引いているわけではございません。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それについてはよく理解をしました。  それでは、今回、私が一番聞きたかった外壁であったり、耐震の補強とは関係のない構造物等々の危険度であったり、そういった目視点検をやっているということではありますけども、そういった精密な調査は、これに書かれているとおり、三年に一度の点検のみを行っているということでよいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。  学校施設の建物などの定期点検につきましては、建築基準法第十二条に基づきまして、最初の回答でお答えさせていただきましたように、建築物については三年に一度、建築設備等については一年に一度という定期点検を行っているのみという形になります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)それでは、今後、大規模改修が必要だ、もしくは見込まれるという施設について、過去の資料でいきますと、公共物の適正化というか、そういったことで市の公共施設適正化……、すいません、そっから先は忘れましたが、それに書かれていました学校について、大規模改修が見込まれる小学校八施設、中学校は二校あるというふうに書かれています。これについてどういうふうな対応をするというのは、今のところ考えられてない、計画がないということでよろしいでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)教育総務課長。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)お答えいたします。
     先ほど議員が言われたのは、市が策定をしています公共施設総合管理計画ではないかなと思うんですが、今回、市のほうで長寿命化計画を今現在策定しております。市の長寿命化計画については、公共施設における整備の基本的な方針という形で策定をしております。今回策定しようとしています学校施設の長寿命化計画は、個別計画というような位置づけで考えておりますので、今、策定している計画の中で、そういう大規模改修が必要な部分については、時期等も含めて計画をしていくような形になると考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)いろいろな質問をして、大変混乱をさせてしまいましたが、実際のところ、長寿命化計画ということがどういう方向性で動いていくのか、また、動いていくべきなのかということが、大変分かりづらかったなというのが印象でした。今回のことで、どういうふうな方向性でやられているのかということはよく分かりましたので、特に学級数であったり生徒数であったりという適正な規模に関しては、教育委員会及び皆さん方の取組の中で、委員会の中で考えていっていただければ、その成果で十分なのかなというふうにも思います。  しかし、私が聞きたかったこの学校及び施設の外観も含めなんですけども、やっぱり老朽化というのは、表面だけ見ても全く中身は見えないものです。これは一般家庭においても、他の建築物でも同じことだというふうに思います。建築基準法でどう、我々の基準ではどう、これはあくまでもその基準であって、いつかどこかで実際の現場を見て回ったり、その点検箇所が本当にそうなのかという点検をしていかなければ、本来見なければならない、見落としがちなところに気づかないという結果になろうかなというふうに思います。  他の例でいけば、モルタルの外壁が剥がれ落ちて、下にいた人に危害が加わった、であったり、体育館の外壁が剥がれ落ちていたり、防水工事をした後に雨漏りがしたりというようなことが多く寄せられているというふうに聞いております。これは市内ではありません。全国的にそういうふうなことが見落とされているから、こういうことには気をつけていかなければならないよというような基準が発表されているというふうに思っております。  こちらに書いているとおりで、私が質問の内容に書いているとおりなんですけども、学校施設が避難所としても使われるということも考えると、これから災害時に人が集まるということは、必ず避けては通れないところであります。ですので、学校を管理運営する側と、それを使用しようとしている担当課との連携が、今後必要になってくると思いますので、ぜひとも連携を取りながら、学校がどのようにして今後残していくべきなのかを検討していただきたいなというふうに思っております。これは要望です。  二点目の……、ごめんなさい、私、今一点目と二点目をもう混ぜ込んで話してしまったので、すいません、ちょっと質問の順番が前後してしまったので申し訳ないなというふうに思いますが、これについては、私の質問を終えたいと思います。  引き続きまして、災害時の避難所運営についてに関連していますので、これも少し学校のことが入ってくるかもしれませんが、再質問をさせていただきたいと思います。  今回の質問を作成する際、まだ台風による被害及びその台風の発生もなかったので、今回、昨日、一昨日と、台風及び避難所に関する質問を他の議員からされていたのを聞きまして、私も聞きたかった内容はですね、大体そこでおおよそ分かったかなというふうに思っていたんですが、一番気になったのは、今回の台風十号で避難所を使用された方の人数が過去最大であったと。そして、それも、過去に比べてかなりの多さになっていたというふうな報告だったので、きっといろんな声が届いているのではないかなというふうに思っております。  避難された方々から、避難所に対する要望であったり、疑問点であったり、何か声が届いていることがあれば、お聞きしたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。河野議員の再質問にお答えします。  避難所、今回の台風十号の避難所運営に当たっての避難された方々などから寄せられた意見につきましては、現在、避難所担当職員等を通じての情報収集に当たっているほか、直接寄せられた御意見等もございますので、一部でありますけども、紹介したいと思います。  まず、やはり避難所である体育館等は床が固いので、過ごしにくかったという意見等が一番多かったというふうに感じております。  そのほかは、事前に車椅子の方々から、「避難したいが、体育館等ではトイレ等がままならないのでどこに行けばよいか」という御意見いただきまして、そちらにつきましては、こちらのほうでバリアフリーの避難所を開設することで対処しております。  また、乳幼児の方からお問合せが数件寄せられて、そちらについても同様に対処したというところでありますが、そのほかについては、現在、御意見いただいたものについて集約を図っている途中でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)まだ収集ができていない中で答弁ありがとうございます。  その中で、持って来ればよかったという声があったり、じゃあ取りに帰ろうという行動を起こした方がいたということは聞いていませんか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)すいません、ちょっと質問が聞き取りにくかったのですが、持って来ればよかったという物……、避難された方のですかね。取りに帰った……、一部の避難所におかれまして、先ほど申しました体育館等で使用していた毛布が数が少なかったので、自主避難の段階、まだ避難勧告が出る前の段階ですが、御自身で、まだ時間的に余裕がありましたので、敷物等を取りに帰られたという方が、何人かいらっしゃったようです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)すいません、分かりにくい質問だったかなというふうに反省をしております。  要はですね、取りに帰るということは、二次被害、二次災害に遭うというふうに言われているというか、そういうふうに書かれている避難マニュアルというのは結構多くあるんですね。そこに行けば全部あると思っている避難者もいるというふうに聞いています。それはもちろん、それぞれの裁量の中で知っている、知っていないということがあると思うんですけども、今回、質問の中に書かせていただきましたこういったマニュアルというか、持ち出しリストみたいなものですね。市が作るべきではないかもしれませんが、避難所を運営する上で協力をしていただきたいと。こういったことがあると、お互いにというか、避難者にとってはものすごく有益だという情報はですね、チラシ配布する必要はもしかしたらないかもしれないんですけども、ホームページ内、もしくは市の何かの掲示媒体でもいいんですけども、分かるように示しておくことが必要かなというふうに思いました。  いろいろと調べていきますと、小田原市のホームページには、そういった持ち出しリストであったり、避難行動マニュアルというのが、ホームページ内でダウンロードしてプリントアウトできるようになっていました。これを見るとですね、非常に分かりやすいなというふうに思います。  これに併せて、今宇佐市がホームページ上で掲載している各避難所の情報があると思うんですけども、これ、私見ましたけど、一覧の表になっていて、マル・バツでここにはこれがある、これがあるというふうに掲示がされていますよね。それを、もう少し見える化していくというか、分かりやすく表現していくことが必要ではないかなというふうに思います。そういったことに対して、今後何か作ろうと、こういうふうにしようかなというような計画があれば、教えていただきたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長の久井田でございます。河野議員の再質問にお答えします。  避難される際の持ち出し品等必要なものとかですね、そういった、どこの避難所が利用できるかとかいった事前に知っておくべき情報をきちんと伝えるというのは、私どもの責務だというふうに考えております。  市が準備していること、御自身で準備いただきたいこと、あるいは避難所でのルールなどいろんなことがありますけども、そういったものをきちんと分かりやすくお伝えしていくために、我々も、ホームページや広報の特集などで発信はしておるんですけども、議員から御紹介いただきましたような情報も参考にしながら、よりよいものをより分かりやすい形で伝えていくためのことをこれから取り組んでいきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野健治朗君。 ◯一番(河野健治朗君)ありがとうございます。ぜひ期待をしたいと思います。  最後になりますが、この避難所についてですが、私、こういった声が多いなというふうに不思議というか、今の時代かなと思ったのが、やっぱりペットに関する質問というか要望だったんですね。動物は連れていけるんだろうかと、どこまで連れていけるんだろうかというようなことを聞きました。やっぱりそういうふうなことは、どういうふうに調べようかなと思ったときに、どうしても電話で問合せというような形になると思うんです。でも、いざ災害がそこに迫っているというときにそれを電話で問い合わせるということができなくて、やっぱり家におることを選ぶしかないのかなというようなことを聞きました。  細部にわたって全てのサービスがかなうというふうには思っていませんし、避難所ですから、それ相応の、周りとの環境を取りながら運営をしなければならないことも熟知しております。ですので、これから作成をしていく、これから何かのアクションを起こしていくという際に、できるだけ多くの声を聞きながら、特に今回、避難所に来られた方々がどういうふうな気持ちで、そしてまた、どういうふうな要望があるのかなということを聞いて、取り組んでいただけたらいいなというふうに思っております。  いろいろなことを今日聞きましたけども、これが全て次の世代につながるということではないかもしれませんが、一個一個取り組んでいくことの姿勢というのが、やっぱり必要かなというふうに思いますので、ぜひとも今後とも御尽力のほうよろしくお願いをして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野健治朗議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時ちょうどといたします。暫時休憩いたします。  休み明けの配席のシフトは、議席シフト第二のとおりですね。現在の上の議員が下と逆になります。よろしくお願いします。                 休憩 午後零時〇四分               ───────────────                 再開 午後零時五十九分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは皆さん、こんにちは。九番 政友会の河野睦夫です。  本日はたまたま政友会が三人並んで……、マスクを外させていただきます。たまたま政友会が三人並ぶことになりました。先発隊として、通称赤いトラクターの河野健治朗が突っ走ってくれましたので、私はやんわりと二番手を引き受けたいと思います。三番目に後藤会長がびしっと締めてくれると思います。  コロナ禍で、なかなかですね、いろんなイベントが中止になっております。まだまだ収束する気配もありません。これからもですね、いろんなところでいろいろ御尽力してくださる皆さん、たくさんいると思います。ぜひですね、皆さんの力を借りて、我々も一緒にコロナに闘っていきたいと、そんなふうに思っています。  それでは、本日は大きく四項目について質問いたします。  まず、一項目め、スポーツ施設整備計画について。  一点目です。テニスコート増設について。  平成二十三年九月議会で、平成の森公園、現平成令和の森スポーツ公園のテニスコート増設に関する請願書が採択されました。その後、増設についてどのようなことが検討され、また今後、増設の計画はどうなっているのか。  二点目、宇佐市スポーツ施設整備計画では、平成令和の森スポーツ公園の整備が完了後、二期整備として、旧ポリテクセンター跡地の整備が計画されていました。現状と今後の計画について伺います。  次に、二項目め、高齢者の食の自立についてです。  一点目、配食サービスの実施状況と支援内容は。また、今後の課題は。  二点目、高齢者の栄養バランスや見守りの観点からも、配食サービスをもっと充実させるべきと考えますが、第八期介護保険事業計画では、配食サービス事業支援の拡大を含め、取組をどう進めていくのか。  三項目め、介護職人材確保について。  介護現場の人材確保の取組として、令和元年十二月より、介護職人材確保支援事業の実績と課題は。また、人材確保のため、今後どのような取組が必要かお伺いいたします。  次に、四項目め、学校教育について。  一点目、令和二年四月より、中学校の自転車通学におけるヘルメット着装が義務づけとなりました。現在の着装の状況。  二点目、学校教育における支援員の配置について、当初の各支援員の配置計画と配置状況、また、新型コロナ感染防止対策としての支援員の配置は可能なのか。  以上、四項目についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、河野睦夫議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えをいたします。  三項目め、介護職人材確保について、介護職人材確保支援事業奨励金の実績と課題、今後の取組はについてでありますが、令和元年度実績は、就職奨励金が四名、うち二名の方に介護職員初任者資格取得報奨金を交付しております。令和二年度につきましては、八月末時点で就職奨励金を十一名、うち二名の方に初任者資格取得報奨金の交付を決定いたしております。  課題としましては、就職した方が、離職をせずに継続して勤務することができるかなどが考えられますが、就職から三年間、五年間、同事業所に継続して勤務した場合に交付できる継続勤務報奨金により、離職防止に効果が期待できると考えております。  次に、人材確保のための今後の取組といたしましては、国、県、市やハローワーク等関係機関との協働、連携の強化が重要だと考えております。  そのような中、今年度より、介護人材確保育成を図るため、大分県が先導し、関係機関の連携を図る場を設け、共同で検討、取組を行うこととしております。具体的には、介護人材に関する実態調査を実施をし、介護人材確保、定着などの実態把握や分析を行い、来年度はプロジェクトチームの設置により、個別事業の検討を行う予定と聞いております。  市といたしましても、これらの取組に協力をしながら、さらなる検討を進めていきたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めのスポーツ施設整備計画についてを、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  一項目め、スポーツ施設整備計画についての一点目、平成の森公園のテニスコート増設について、どのようなことが検討されたのかについてですが、増設が可能か敷地調査を行った結果、駐車場が不足する懸念が生じたことなどから、公園内での増設を断念しました。  その後については、整備方針や候補地が定まらず現在に至っている状況です。  今後につきましては、整備財源やランニングコストの問題に加え、本市に散在する老朽化したテニスコートを今後どうするかといった課題もありますが、県大会等が開催可能なテニス場の整備に向けて、努力してまいりたいと考えています。  二点目、旧ポリテクセンター跡地の整備計画の現状と今後の計画はについてですが、平成二十七年に策定したスポーツ施設整備計画では、柳ヶ浦地区の旧ポリテクセンター跡地をスポーツ公園として整備する計画となっています。しかし、その後、新たにスポーツ施設となった総合体育館等の直営化による改修課題や、スポーツに対する住民ニーズの多様化、少子高齢化の進展を受け、令和二年一月に改定した市スポーツ推進計画では、財政状況を踏まえ、中長期的な視点で整備計画を施設ごとに再検証の上、現状に合った形で見直すことが必要であるとしています。  今後につきましては、公共施設等総合整備計画の基本方針に沿って、市民が身近に親しむことのできるスポーツ施設の整備を計画的に進めてまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの高齢者の食の自立についてを、福祉保健部長 岡部輝明君。 ◯福祉保健部長兼福祉事務所長兼介護保険等認定審査会事務局長(岡部輝明君)皆様、こんにちは。福祉保健部長 岡部でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えいたします。  二項目め、高齢者の食の自立についての一点目、配食サービスの実施状況と支援内容、今後の課題はについてですが、本市では、民間の事業者による配達が難しい安心院、院内地域において、市社会福祉協議会への委託による食の自立支援事業により、配食サービスを実施しております。  この事業は、六十五歳以上の高齢者のみの世帯へ週五回行うサービスで、令和元年度は、六十一人に対して、延べ三千二百五十二食の配食を行いました。今後の課題としては、栄養改善や見守りが必要な高齢者のみの世帯が増え、より一層配食サービスの需要が増加していくことだと考えております。  二点目、第八期介護保険事業計画では、配食サービス事業支援の拡大を含め、取組をどう進めていくのかについてですが、今年度策定する宇佐市第八期介護保険事業計画、高齢者福祉計画において、七十五歳以上の高齢者人口の増加や、現役世代の急激な減少を見据え、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、自治会連合会や民生委員児童委員協議会、老人クラブや介護保険被保険者、介護保険事業所の代表の方々等により組織された介護保険運営協議会の中で審議してまいりたいと考えております。  今後も関係機関と連携し、配食サービスにより栄養改善の保持を図り、併せて安否確認が行われるように取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、四項目めの学校教育についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。九番 河野議員の一般質問にお答えします。  四項目め、学校教育についての一点目、中学校の自転車通学における現在のヘルメットの着装の状況はについてですが、現在、市内全中学校の自転車通学生徒については、生徒の安全への意識、保護者の協力と教職員の指導により、全員が、自転車通学時にヘルメットを着装して登下校しています。  二点目、支援員の配置計画、配置状況と、新型コロナ感染防止対策として支援員の配置は可能かについてですが、特別支援教育支援員につきましては、四十二人の配置計画のうち、現在四十人の配置となっています。教員の負担軽減を図るためのスクールサポートスタッフにつきましては、四人の配置計画で四人配置をしています。  また、新型コロナウイルス感染症対策として、六月補正で予算措置を行い、新たに追加したスクールサポートスタッフの配置が可能となっています。現在、一般公募を行い、十七人の配置計画のうち、八月末時点で十一人を配置しています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  九番 河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)それでは、再質問をさせていただきます。  一項目めから参ります。
     まず、テニスコート増設の関係です。請願が採択されたのが平成二十三年九月ということで、それから大体八年たっているんですけど、それで、その間ですね、請願を提出された団体に対して、経過の報告なりされたのかどうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)文化・スポーツ振興課長の香下でございます。河野議員の再質問にお答えします。  請願が、宇佐市ソフトテニス連盟と宇佐市テニス連盟の二つの団体から出されていたというふうに記憶しておりますが、そちらの団体には、平成令和の森スポーツ公園での増設が難しいというときには、説明に行ったというふうには聞いておりますが、その後、その方向性ですね、次の代替地がどこになるのかとか、整備がどういったことになるかということがきちっと決まっておりませんので、その後の経過については、説明ができてないというふうに認識しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)当初はね、平成の森で一応請願出ていたんですけど、平成令和の森の整備が終わった時点で、現状は非常に難しいということは分かるんですけど、やはり請願を出した団体としては、いつ整備の計画が実際できるのかとか、かなり心配されているみたいなんで、要は、大きな大会をできる会場がないということで、大きな大会を誘致できないというのが一番のネックになっているようです。  そもそもの請願は、平成令和の森で上がっていたんですけど、やはりその後代替地等を考えてきたとは思うんですけど、実際、代替地はこういうところがいいとかいう案を検討する中で、出てきたんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  その後につきましては、平成二十七年に、西大堀の都市公園の整備について、庁内の中で協議をしました。その中で、和間校区区長会からの要望の中の一つとして、広く市民が活用できるスポーツ関連施設との要望があったこともありまして、担当課としては、テニスコートの整備についても、その中に盛り込んでいただけないだろうかという協議は行ったという経過はあります。しかし、その後の整備計画の中断等もありまして、進んでいない状況となっております。  今後につきましても、請願にありました県大会が開催可能なテニスコートの整備について、検討を重ねていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)財源とかいろいろ問題はあるとは思うんですけど、場所は当初、平成令和の森ではあったんですけど、やはりそういったテニスコートが必要だという請願内容でもありますので、その団体としては早く整備を行っていただきたいというのがあるんですが、市として整備に向けて、本気で取り組もうという考えは持っているのか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)お答えします。  請願はもうやはり守っていきたいというか、それに向かって、担当課としても、市としても、請願を尊重して、それに向かって努力をしていきたいというふうには考えておりますので、代替地についたり、市には、テニスコートは何か所かに分散したような形になっておりますので、公共施設等の整備計画の基本方針に基づきながら、財源もありますが、整備に向かって努力をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)できる限りというか、早急な対応を本当は求めたいところなんですけど、いろんな難しい面もあると思います。しかしながら、団体としてはぜひという要望もありますので、できるだけ早く整備できるように取り組んでいただきたいと、そんなふうに思います。  次に、二点目、ポリテクセンター跡地の件ですけど、一応計画が見直されたということは分かるんですけど、現状ですね、ポリテクセンター跡地、今、野球とサッカーが使っているんですけど、結構利用度が高いんじゃないかと私は感じているんですけど、現状、何か分かりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)現在のポリテクセンターの利用状況についてですが、サッカー場につきましては、少年サッカーが週三日程度、野球場に関しましては少年野球が週四日から五日、シルバー野球の方が、週三日程度利用されているというふうに聞いております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)サッカーしているときなんかは、かなりの人数の方がお見えになっているっちゅうことで、現状結構広い土地ではあるんですけど、サッカーの大会とかしようとしているときは、かなり人が集まって狭いような状況、狭いというか、整備をすればもうちょっと広く使えるのかなとは思うんですけど、そういった意味でもですね、このポリテクセンター跡地を有効活用してほしいなと思うんです。  例えば野球場に関しても、実際今、神宮球場なかなかうまく使えない状況で、あの神宮球場を整備するっちゅうのは、まず無理と思います。そういった意味でもやはりポリテクセンター跡地を活用して、野球場、サッカー場を整備するほうがいいんじゃないかと、そんなふうに考えているんですけど、今後ですね、先ほど答弁で、スポーツ施設の整備を計画的に進めていくということでしたが、現状として、ポリテクセンター跡地の整備について、前向きに検討していくと捉えていいんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)文化・スポーツ振興課長。 ◯文化・スポーツ振興課長(香下秀美さん)議員さんの質問にありましたポリテクセンターは、スポーツ施設整備計画で、第二期ということで掲げておりました。しかし、この計画については、平成二十七年から平成三十三年ですので、令和三年という計画期間というふうに捉えております。策定当時には市のスポーツ施設ではなかった総合体育館や市民プールといった大型施設が加わった状況がありますし、限られた財源の中で、既存の施設の老朽化や修繕とか改修に多くの費用がかかっているという現状もあります。そのために、施設の整備計画については、平成三十年に、スポーツ庁より、地方公共団体がスポーツ施設を持続的に提供し、身近にスポーツを楽しむことのできる環境整備ができるガイドラインとして、スポーツ施設のストック適正化ガイドラインというのを策定しております。  当市の施設整備については、やはり当初の平成二十七年に策定された整備計画どおりにはなかなかいかないのかなというふうな認識でおりますので、こうしたガイドラインを参考にしながら、スポーツ施設を今後どういったふうにしていくのか、適切に皆さんに提供するためにはどういった手法があるのか、そういったものも考えながら、このスポーツ施設整備計画については見直しを考えたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)いろんな面もあるとは思うんですけど、跡地をですね、ぜひですね、有効活用し、整備する方向で、今後検討をしっかりしていただきたいな、そんなふうに思っております。  次、二項目行きます。食の自立の関係です。  現在、安心院・院内地域においては、委託事業として配食サービスを実施している。実績も、ここ三年で比べるとかなり増えているということで、当然、需要も今後増えていくと思うんですけど、旧市街についてですね、現在、社協が行っている委託事業を、旧市内にも広げるというような考えはないんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)介護保険課長の奥野でございます。再質問にお答えいたします。  現在行っている食の自立の配食サービスの事業につきまして、御指摘のように、旧安心院・院内において、社会福祉協議会に委託して事業を行っており、旧宇佐市のエリアにおいては、民間事業者によって配食サービスがあるということで、市としての委託事業という形で現在は行っていないという状況でございます。  全市に広げる考えはないかということにつきましては、第七期の介護保険事業計画、高齢者福祉計画においては、市全域での実施を目指して取り組みますというふうに記載しておりまして、取り組んだのですが、事情があり、実現していないという状況でございます。これについては、申し訳ないというふうに考えております。  こうした経緯があり、また、一般質問でも、全市的な取組についてということで御指摘をいただいてきております。議員御指摘の点も踏まえて、今年度策定する第八期介護保険事業計画や高齢者福祉計画の策定をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)七期計画で増やしていこうという計画だったけど、結局広げることができなかった。その原因は何なんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  委託先とですね、全市で委託事業をやっていくということの話が一旦できかけていたのですが、途中で全市、その事業所のキャパシティー問題だと思われますが、できないということになって、そのまま実現がかなわなかったということでございます。現在は、その事業所以外の委託先でどうするかというところは考えなければいけないというふうに考えているところです。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)委託先というか社協ですね、社協が一応七期の計画をするときには、全市に広げていきたいという考えだったが、それが規模の問題もあって実現しなかったということで、仮に社協が全市に広げることができるという考えを持っていれば、今現在、全市に広げられたということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)おっしゃるとおりでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ということは、仮に社協が全市に広げられないということであれば、代わりに他の事業所が、旧宇佐市を賄えるっちゅう状況であれば、委託事業をその事業所なりに委託することは可能なんじゃないですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  御指摘の点を踏まえて、先ほど申しましたように第八期事業計画、高齢者福祉計画、それから市の各種計画とのすり合わせを行っていくという考えでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)八期ではそうでしょうけど、七期の間に、終わったことを今さら言ってもしようがないんですけど、七期の時点でも、例えば、今旧宇佐市内にも配食サービスをやっている事業所が実際あるんですよね。あるんですよね。何事業所ぐらいあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)社会福祉協議会のほかに十事業所ございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)仮に十事業所があって、その配食の実績というのは、市としてはつかんでいるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)各事業所の委託以外の事業所の実績については、つかんでおりません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)今年度中に八期計画を策定するということで、もうあと半年ぐらいですよね。旧宇佐市内の実際行っている配食の実績をつかんでないっちゅうのはちょっとどうもおかしいんじゃないかと思うんですけど、その辺は。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  今、旧宇佐市の事業所の配食事業の状況については調査をしておりまして、現在まとまっておりませんが、調査自体はしておるところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)やはり計画する中で、実態の把握というのは大切かなと思うんで、その辺はしっかり把握して、八期の計画の中に盛り込んでいただきたい。  先ほどの委託事業についてですけど、当然社協が市全体を賄ってくるのが本当はベストとは思います。でも、実際問題難しいんであれば、他の事業所に事業委託して、同じような形で広げていくということも考えていかなければならないんじゃないかと思うんですが、その点について伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)もし、この事業を旧宇佐市のエリアでも広げていくということになれば、当然そうした、現在配食サービスを行っている事業所等に委託するということも考えられますが、これからの検討でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)本当はもっと早い段階で、七期の段階でやっぱりそういうことは検討していくべきだったと私は思うんです。今度八期計画の中には、しっかり事業委託も含めて、配食サービスを全市に絶対広げるんだというような意気込みで、計画に取り組んでいただきたい。その点ちょっと考えを。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  これまで御意見をいただいたことも踏まえまして、今後の配食サービス事業に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、三項目に参ります。  介護職人材確保について、先ほど答弁のあったように、令和元年度が四名、それから、今年度が八月末時点で十一名ということで、当初予算段階では何名を予定していましたか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)再質問にお答えいたします。  当初、この就職奨励金につきましては十人、それから、介護職員初任者資格取得報奨金につきましても十人ということで計画をしておりました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これ、採用されたというか雇用された方、職種というのは分かりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)職種につきましては、介護職でございます。  以上です。
    ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)じゃあ、全員もう介護職ということで。  あと、雇用された事業所数は分かりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えいたします。  雇用された事業所数につきましては、五事業所でございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)十一名ということで当初予定されており、もう既に超えているということで、今後、まだ増えていく可能性があるんですけど、そういった場合、補正予算組んで対応するということでよろしいんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)そのとおりでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)これからですね、今後の取組ということで、これ、前にも一回一般質問のときにもちょっと話したんですけど、今の奨励金とは別にですね、今後ですね、高校や介護関係の専門学校を卒業して、宇佐市に戻ってきて就職したとかいう人に対してですね、優遇した奨励金等を考えてみてはどうかと思うんですけど、その辺、今後の検討課題になりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)介護保険課長。 ◯介護保険課長(奥野博文君)お答えします。  以前も御指摘いただいた、市に住んでいただくということについて、この奨励金にプラスして奨励していくというようなことになるかと思いますが、この制度につきましては、三年後あるいは五年後でも報奨金を出していく、制度の効果が出るにつれて、必要となる金額が増えていくようなつくりになっております。介護保険事業の担当としましては、まずは財政状況厳しい折、市内の介護職員の人材確保の必要となる予算確保に注力をさせていただいて、移住等につきましては、議員おっしゃるとおり、市として頑張っていかなければならない点ではございますが、そうした方につきましては、市や県の移住の支援の施策等を使っていただきたいというふうに当面は考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)やはり若い世代の方が地元に残るような方策、いろんなあれがあると思うんですけど、それぞれの部署ができることをやっていったほうがいいと、そんなふうに思っています。ですんで、ぜひ地元の子供たちが地元に帰って就職するような、そういった制度をぜひつくっていただきたい、そんなふうに思います。  それから、最後の四項目めです。学校の関係ですね。  通学時のヘルメットについては、全員がもうしっかりかぶっているということで、一〇〇%ということで、これはPTA、それから学校の関係者の皆さんの協力のおかげだなとそんなふうに思っています。  あとですね、通学時以外、土日というか学校が休みの日、休日の場合のですね、ヘルメットの着装について、学校でその辺、どういった形で指導しているかと。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。再質問にお答えします。  学校外の土日の分につきましては、小中学校ともですね、強制ではもちろんありませんので、推奨という形でですね、子供たちへの指導や保護者への啓発等を行っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)休みの日ですから、なかなか難しいとは思うんですけど、休日のヘルメットについては……、ちょっと危機管理課にも聞きたかったんですけど。危機管理課長おりますか、突然で申し訳ないんやけど。休日のヘルメットの着装については、学校だけではなかなか難しいという面があるんで、課長、すいません、様々な角度から、常日頃ヘルメットについて対応していく必要があるかと思うんですけど、危機管理課としてどういった、学校でのあれも含めてですね、何か危機管理課として考えていることがありますか。 ◯議長(衛藤博幸君)危機管理課長。 ◯危機管理課長(久井田 裕君)危機管理課長 久井田でございます。河野議員の再質問にお答えします。  広く一般の方々も含めての交通安全、特に自転車利用における安全の確保という意味での御質問というふうに考えておりますが、そういった事案につきまして、全国の例を見ますと、全市民を対象としたような、そういった自転車の交通安全の対策を図っていくような条例等を定めているようなところも見受けられます。そういった事例につきましてこれからも調査研究を重ねて、その有用性について研究していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)すいません、急に振りまして。やはり広く市民に周知することで、当然、休みの日の子供たちのヘルメットの着装もつながっていくのかなとそんなふうに思いますので、学校、それから、危機管理課等を含めて一緒になって、休日のヘルメットの必要性といいますか、そういったことを子供たちにしっかり伝えていただければなと、そんなふうに思います。  それでは、最後の項目といいますか、二点目ですね。学校教育の支援員について。  先ほど答弁で、特別支援教育支援員は四十二名中四十名、スクールサポートスタッフが、当初予定どおり四名、それから、今回新たに上がっていますコロナ対策のスタッフが十七名中十一名ということで、あと六名不足しているような状況なんですけど、その他任用職員で雇用されている、例えば複式学級改善の教諭、それから多人数学級支援教員、それから習熟度別の学習指導員、その指導員等については、現状、どういった状況でしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  複式学級改善臨時講師、多人数学級支援員、習熟度別指導の三つの職につきましては、その三つを合わせて二十五名という枠の中で、現時点で二十名の配置となっております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)まだまだ不足している部分があるんですけど、なかなか確保できない一番の理由というのは、どういった理由になりますか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  特に多人数学級、そして習熟度別につきましては、やはり教員免許状が必要であるというところで、これは市だけではなく、県、国等もですね、教員免許状の保有者が少ないというところが、一番大きな課題であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)スクールサポートスタッフについては、特に免許は要らないということですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  スクールサポートスタッフにつきましては免許状は必要ありません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)先日、赤野議員の質問にもありましたけど、教職員の負担の軽減、またそういった面もありますけど、やはりこういった状況の中、子供たちの教育環境をしっかり整えるちゅうことが大前提と思うんですけど、今後、不足している人員について、雇用なり配置できる見通しというのはあるんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  コロナに関連しますスクールサポートスタッフや学習指導員につきまして、免許状が要らない職種につきましては募集をかけておりまして、一度にという形ではありませんが、募集が入ってきておりますので、確保は少しずつできております。  ただ、やはり、免許状が必要な部分につきましては、厳しいというのが現実であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)河野睦夫君。 ◯九番(河野睦夫君)厳しい状況ではあると思いますが、ぜひ当初予定した人員が確保できるよう努力していただきたいと、そんなふうに思います。  それでは、以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、河野睦夫議員の一般質問を終結いたします。  ただいま一般質問の途中ではありますが、ここで暫時休憩をいたします。  なお、再開は十三時五十五分といたします。暫時休憩します。                 休憩 午後一時四十六分               ───────────────                 再開 午後一時五十五分 ◯議長(衛藤博幸君)休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)皆様、こんにちは。政友会、議席番号十番 後藤竜也でございます。  議長のお許しをいただきましたので、市政一般に関して質問をさせていただきたいと思います。政友会としては、三番目の順番であります。  まず一点目、宇佐市の観光、宿泊について。  一点目が、グリーンパークうさの現状について。  二点目が、グリーンパークうさは、市にとって必要不可欠な施設だと思いますが、市はどのような認識か伺います。  三点目、宇佐市観光協会の運営について、恒常的な支援が必要ではないか伺います。  大きな二点目、伝統行事・文化の保護についての一点目、伝統行事である各地域の祭りや有形無形の文化財保護に対する市の姿勢について伺います。  二点目、無形民俗文化財である長洲の新盆行事、御殿灯籠が存続の危機であります。支援の考えはないか伺います。  三点目、ネットリテラシー教育について。  一点目、SNS等での中傷、フェイクニュース、また、ネットを通じて児童・生徒が犯罪に巻き込まれるなど、社会問題となっております。市内の小中学校ではどのような取組を行っているか、お伺いいたします。  二点目、ネット環境、タブレット整備に合わせ、改めてネットについて教育をし直すべきではないでしょうか。  大きな四点目、危険家屋についての一点目、市内の危険家屋の件数について伺います。  次に、その対策の課題点についてもお伺いいたします。  以上、一回目の質問でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、後藤竜也議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。  まず、宇佐市長 是永修治君。 ◯市長(是永修治君)市長の是永でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えをいたします。  四項目め、危険家屋についての一点目、市内の危険家屋の件数についてでありますが、平成三十年度から令和元年度にかけて行いました空き家等実態調査によりますと、倒壊の可能性があるなど、現況のままの利用は不可能と判定された家屋の件数は三百九件となっております。  二点目、対策の課題点はについてでありますが、まず、所有者や相続人の確認に関する課題があります。危険家屋の所有者の方は、既に亡くなっている場合がほとんどであり、その相続人調査が広範囲に及ぶ場合が多く、専門的な知識も必要であり、確認に相当の日数を要します。確認できた場合でも、相続人の当事者意識が薄く、対応が長期化する傾向があります。  これにつきましては、関係機関との連携や所有者等への指導を粘り強く継続し、意識の涵養を図ることが重要であると考えております。  次に、危険家屋への措置に関する課題があります。法令や条例に基づき代執行等の措置が可能となっておりますが、相続放棄されているものや、債権の回収が見込めないもの等の課題があることから、慎重に対応すべきものと考えております。  市としましては適切な管理を促進し、周辺の生活環境の保全を図るため、老朽危険家屋等除却補助金の拡大等により、危険空き家の除却の促進に努めるとともに、法令等に基づき助言指導、勧告、命令等を行い、可能な限り所有者等による除却等の促進を図ってまいりたいと考えております。  以上で私からの答弁を終わりますが、その他の質問につきましては教育長、担当部課長から答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、二項目めの伝統行事・文化の保護についてを、教育長 高月晴彦君。 ◯教育長(高月晴彦君)教育長の高月でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  二項目め、伝統行事・文化の保護についての一点目、伝統行事である各地域の祭りや有形無形の文化財保護に対する市の姿勢はについてですが、市内では、伝統行事として、宇佐神宮の夏越し祭りや安心院・院内地域の盆行事でもある庭入り、各地域の神社での祭礼等が行われております。  文化財として重要なものにつきましては、文化財保護法や文化財保護条例に基づき、有形無形を問わず、国、県、市の文化財指定や登録制度を活用し、保護、保存を行っているところであります。  なお、平成三十一年には、地域社会総がかりで、その継承に取り組んでいくことが必要との観点から文化財保護法が改正され、県においては、文化財の保存、活用に関する総合的な施策の大綱を策定中であり、市としましても、市の文化財保存活用地域計画を策定することとしています。
     二点目、無形民俗文化財でもある長洲の新盆行事、御殿灯籠が存続の危機であるが支援策の考えはについてですが、長洲の初盆行事は、初盆家庭が御殿灯籠を飾って新仏を供養し、盆の最後に墓地でこれを燃やして送り出す行事で、他の地域では見られないほど豪華けんらんで巨大な灯籠を飾る点で、地域的特色が極めて顕著なものです。  このような理由で、平成二十八年三月に、長洲の初盆行事として、記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として、国選択となっております。  十年ほど前、長洲の盆行事について、灯籠の制作も含めて、映像としては記録しておりますが、この行事の特色であります御殿灯籠を作製する職人の方は現在お一人であり、高齢の方と把握しており、御殿灯籠を制作することができなくなれば、この初盆行事も途絶える可能性が高いと危惧されております。  市といたしましては、伝統文化等の支援に関する補助制度もありますので、地域の皆様方と一緒に、継承について考えていきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの宇佐市の観光、宿泊についての一点目と二点目を、総務部長 久保桂一君。 ◯総務部長(久保桂一君)総務部長 久保でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えいたします。  一項目め、宇佐市の観光、宿泊についての一点目、グリーンパークホテルうさの現状と、二点目、グリーンパークホテルうさは、市にとって必要不可欠な施設だと思うが市の認識はにつきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。  グリーンパークホテルうさにつきましては、議会開会日の全員協議会で御報告させていただいたとおり、八月七日に開催された株主総会において、ホテル運営を担っておりましたF&Tホールディングスより、当施設における宿泊事業から撤退したい旨の提案がなされました。  当施設は、平成三十年四月に、グリーンパークホテルうさとして再オープンして以降、売上げも徐々に上向き、大手サイトのレビューも高い評価を得るなど、まずまずの滑り出しを見せておりました。しかし、空調、給排水といった設備が体育館等と一体化された形で整備されているため、光熱水費が一般的な類似施設と比べ二倍ほど高く、経営を圧迫するという構造的な課題を抱えておりました。また、従前の運営会社から引き継いだ負債の影響もあり、経常収支が黒字化するまでには至らない状況が続いておりました。  そうした中、突然のコロナ禍に見舞われ、大変厳しい経営環境に陥ることとなり、F&Tホールディングスとしては、当施設において宿泊事業を継続することは困難であるとの結論に達した旨の説明を受けました。全株主で協議した結果、宿泊事業からの撤退についてはやむを得ないものと承認されたところであります。  地域経済の活性化を図る上で、宿泊施設としてのグリーンパークホテルうさは必要な施設であると認識しておりますが、このコロナ禍における厳しい現状を踏まえる必要もあるところであります。  今後の施設の活用につきましては、株主として、市議会の御意見もいただきながら、他の株主と方向性を協議してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)次に、一項目めの宇佐市の観光、宿泊についての三点目を、経済部長 河野洋一君。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)経済部長の河野でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  一項目め、宇佐市の観光、宿泊についての三点目、市観光協会の運営について恒常的な支援が必要ではについてですが、一般社団法人宇佐市観光協会に対しましては、市観光協会運営費補助金交付要綱に基づき、本市の観光振興を牽引する観光関連団体として補助金を交付し、組織基盤の安定や観光案内所の充実などを図っていただいています。  具体的には、市内各所の観光案内やガイド育成、国民文化祭やラグビーワールドカップ、オリンピックなどの開催関連事業及び地域の祭りやイベント等の開催や情報発信、並びに事務局職員の人件費などの事務事業の運営に対して補助をしています。  引き続き、地域の観光振興の一翼を担っていただけるよう、組織基盤の安定や人材の確保、育成などに対し、必要な支援を行ってまいりたいと考えています。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)最後に、三項目めのネットリテラシー教育についてを、教育次長 上田誠之君。 ◯教育次長兼教育総務課長(上田誠之君)教育次長の上田でございます。十番 後藤議員の一般質問にお答えします。  三項目め、ネットリテラシー教育についての一点目、ネットを通じて、児童・生徒が犯罪に巻き込まれる等の社会問題に対してどのような取組を行っているかと、二点目、ネット環境、タブレット整備に合わせ改めて教育すべきではについては関連がありますので、一括してお答えします。  市内小中学校では、ネットリテラシーについて、これまでも、児童・生徒の発達段階に応じた道徳科を中心とした学習や、保護者に向けた学校だより等による情報発信、啓発、外部講師を招いた研修会の開催などを行っています。一人一台端末の整備も近づき、今後、児童生徒がネットを利用する頻度も高くなることから、インターネット社会に潜む危険性について認識し、様々なトラブルを回避しながら、正しく利用する力を身につけることがますます重要になります。  市教育委員会としましても、一人一台端末の導入に向け、情報モラル教育の充実や教職員への研修等により、これからの情報化社会を生きていく児童・生徒が、発達段階に応じて学ぶ環境を整えていくとともに、情報活用能力の育成に努めてまいります。  以上で答弁を終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、執行部の答弁は終わりましたが、再質問があれば許します。  十番 後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、グリーンパークうさについてであります。  この件に関しては、永松議員はじめですね、四名の議員からも質問が出されておりまして、また、答弁も聞かせていただきました。その答弁等を聞いてですね、まず私が感じていることを述べさせていただきたいなと思います。  このグリーンパークうさを購入した経緯、そして、はちまんの郷の前、かんぽの郷からはちまんの郷へ移った経緯、再三にわたりですね、当時から一般質問もさせていただきましたし、特別委員会でもですね、発言もさせていただきました。その中で、今回、コロナ禍ということもあるんでしょうけれども、こういう事態に陥っているということに関して、政治は結果が全てという言葉がありますけれども、結果として、このグリーンパークうさが営業を停止したということに関して、市として責任を感じているのかどうか、それをまず伺いたいと思います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)総合政策課長の本浪です。後藤議員の再質問にお答えいたします。  もちろん結果は結果としてですね、重く受け止めないといけないというふうに考えております。今後、最終的に議会と皆さんの意見を聞きながら、株主総会においてですね、議論がされていくことだと思いますが、その中では、十分これまでの経緯でありましたり、その結果という部分についてですね、しっかり検証を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)かんぽの郷からはちまんの郷に代わり、また、グリーンパークうさに代わってきたと。その中で、はちまんの郷に代わった時点では宇佐市が所有をして、契約をしていくという形をとっておりました。そして、今度グリーンパークうさに代わるに当たってですね、宇佐市が、建物現物出資をするという形を市は取りました。その形が今でもベストだったと思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  当時の経緯等を振り返りますと、サン・グリーンにおいて慢性的な赤字経営が続いていたということ、また、熊本地震等で観光客が落ち込む中で、このままでは再建が難しいということでの選択であったかと思います。  その際、やはりどうしてもサン・グリーンからの大きな負債というところが課題になったかと思いますので、その時点で、いろんな選択肢はもしかしたらあったのかもしれませんが、なかなか市としてですね、それを公に募るということができない中、包括協定を結んでいた大分銀行を介してですね、F&Tホールディングスのほうから、手を挙げていただいたということ、それに対して、その御厚意に対して、事業譲渡という話が進んできたものと思います。  以降、多大な投資等をですね、いただく中で、こういう事態、コロナ禍の前までは、負債を抱えながらも、まずまずの経営状況、昨年よりも今年というような形でですね、上向きも示しておりましたので、その辺りにつきましては、F&Tに対して大変感謝を持っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)当時はですね、どのような形にするかというのは、いろんな選択肢がある中でこの形を選んだということであります。当然、かんぽからはちまんの郷に移ったときのように直接契約をするという形もあれば、指定管理をするという手もあれば、また、大手に任せるという手もあったと思います。その中でこの形を選んで、結果として事業が停止した。これは、行政がやったことですけれども、民間で言えば、ある意味投資が失敗したと。プロジェクトが失敗したと。市民から預かった税金を投入したけども、うまくいかなかったということになるんだと思います。  コロナという状況は、どなたも想像し得なかったというか、大変厳しい状況でありますけれども、じゃあ県内の状況を見たときにですね、宿泊施設で調べましたら、大分県内に約千少しの施設があり、また、十人以上雇用している施設が百幾つある中で、実際に事業をやめたところは幾つあるのかと考えるとですね、今日の新聞にも出ていましたけれども、コロナ関連倒産が大分県全て六軒で、そして、実際に宿泊施設等に関しては、三件だったと思います。  それだけの施設がある中で、その一つにですね、倒産ではありませんけれども、その中に入ってしまったということは、やはり選択のミスもあったのではないかなというふうに思うわけであります。  なぜここで責任ということを言うかというとですね、これから前に進むに当たって、この責任の所在をしっかりと分析して、どういうふうにすればよかったかと明確にしておかないとですね、次に進むときにまた同じような失敗をし得るというか、可能性があると思うんです。だから、ここはしっかりと、自分たちがどういうふうにやってきたのかと考えなきゃいけないと思うわけです。  その中で、先ほどの総務部長からの答弁で、体育館等と一体化された形で整備されてて、光熱費が二倍ほど高いと。そしてまた、運営会社からの負債があるということでありましたけれども、これは、当時の担当課長だった出口課長、これは新たにF&Tには伝えてなかったことですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長の出口ございます。後藤議員の再質問にお答えします。  引継ぎといいますか、現物出資をする際に、議会に提案させていただいて、修繕費等の分も計上させていただいたんですが、そのほかに体育館、プール等で、空調等が共同であるということももちろん伝えております。ただ、厳密にどの程度、中の工事、施設改修が必要であるかということは、詳しくまではこちらも把握できていない分ありまして、運営していく中で出てきた分もございます。  それで、今、御質問のそういった基本的な部分を伝えていなかったという御質問については、伝えておりましたということでございます。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)当時のはちまんの郷に関する特別調査委員会に私も入っておりました。その中で試算表もありました。負債は何期目で黒字化するのかと。また、経費はどれぐらいかかって、どれぐらいのキャッシュフローを確保していくのかと。これは全てですね、こういう光熱水費も、また負債も全て含めた上での試算だったというふうに記憶をしています。ですので、これを理由にして、今回、今現在に至っているということに関しては、ちょっと内容的に違うんじゃないかなというふうに思うわけであります。  一期目から五期目までで、何とか赤字から黒字に転換すると。この回答書の中では、まずまずの滑り出しでレビューも高かったということでありますけれども、実際は予定どおりというか、計画どおりに売上げというのは進んでいたんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)総務課長 出口でございます。お答えいたします。  グリーンパークがしてからの毎期の売上げ、月ごと、随時報告を協議してまいりました。その中で、やっぱり最初、当然厳しい部分もございました。人も替わってですね。ただ、それはずっと続くわけでははなくて、見通しとしては、議員おっしゃる黒字転換の計画どおりには行ってない部分もございましたけども、見通しとしては、会社と協議する中で、このままでやっていけるという見通しを持っておりました。  再三聞いておりましたのは、先ほど県内の中で倒産する中の一つに入っているという御指摘で、選択のミスという御指摘もあったんですけども、一つはですね、負債の分、それからそういった設備の分、今お話ししましたコロナという三つの話をしたと思うんですけども、負債のほうはもちろん分かっていますし、一つ、ずっとF&Tの会社から聞いておりましたのは、計画で、F&Tといいますか、まるひでグループが所有している他のホテルの営業部分を、その計算の中に入れて、その部分を、最初のうちは回す中で、全体としてやっていくという試算があったと。それはずっと話の中でありました。ただ、その中で、グリーンパークだけじゃなくて、ほかのところもですね、このコロナ禍でぐっと落ちてしまって、回す部分ができなくなった、これが、ずっと向こうの会社の方が言っておられた、私がおる間にですね、聞いてきたことでございまして、その部分の見通しは全然なかった分だろうというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)まずですね、光熱水費等に関してですね、ちょっと私腑に落ちないところが、かんぽの郷のときからですね、平成二十六年時点でのこの議事録見てもですね、その時点から、もう体育館と分けると。平成二十六年時点でこう言っていたわけであります。平成三十年のこの特別委員会でも分けると言っていて、この分けなかった理由って何なんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)一番大きなのは空調なんですけども、空調を分けるというのは、体育館の分を全面改修ということになるというふうになってといいますか、機能がもう分けられない、もう体育館の空調を全面改修じゃないと、全館と一体になった空調設備ですので、どっかで切って、ここでメーターつけてということではなくて、もう全面改修、それは数億円という単位の積算もございまして、その中ですぐにできないというような状況で見送っていたということでございました。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)グリーンパークに対して、体育館の業務委託を千四百万円でしていたと思うんですけれども、その一千四百万円の委託料の中には、体育館の経費は入ってなかったんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)総務課長。 ◯総務課長(出口忠則君)一千四百万円につきましては、体育館の管理運営の経費として、主に人件費ですね、その分で試算しておりますので、その部分は入ってなかったというふうに記憶しております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)いろいろ今伺いましたけれども、グリーンパークは、結局は一番の原因はコロナということで、その結果として市民に対しても迷惑をかけているという状況でありますので、その辺りはしかと認識をしていただいて、今後に生かしていただきたいなと思います。  その中で、そもそも六年前に観光の拠点として請願が出て、宇佐市も絶対に必要なんだということで、過去議事録を見ても、はちまんの郷の火を消さないことが一番大事なんだということを、再三聞いてきました。  それが、この二年間、グリーンパークうさに移ってから二年半の間に、何か一気にトーンダウンしたような、観光施設としてでは必要がないかのような、答弁をこの二日間、三日間聞いてきたんですけれども、その辺りはどのように考えているのか伺います。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  観光施設と申しますか、当然、これまでの経緯を考えてですね、施設として、市のまちづくりにおけるですね、位置づけということに関して、特に変わっているということは当然なかろうかと思います。  ただ、既に株式会社の財産という形になっている以上、そういうまちづくりという観点と、やはり現実問題として財務的なですね、今後、そういう負債をどうしていくかということは、今後、相反するところでございますが、しっかり検証して、今後の在り方を検討していく必要があるというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ちょっと視点変えてですね、河野部長、観光・ブランド課の、宇佐市の観光をつかさどる長として、グリーンパークうさは、観光の面では必要だと思われますか、どう思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)観光・ブランド課長。 ◯経済部長兼観光・ブランド課長(河野洋一君)観光・ブランド課長の河野でございます。再質問にお答えいたします。  仮に宿泊機能がなくなるとしたらですけれども、やはり市の地域振興、観光振興には、大きな痛手になるということは確実でございます。やはり周辺のですね、スポーツ施設とか遊具、そういったものがある環境を生かすためにも、やはりレクリエーション機能、それから宿泊機能、そういったものを維持していくことが最善であると私は考えております。  しかしながら、先ほどからの説明のように、コロナ禍の状況とかですね、経営状況、そういったもの、いろんなものを総合的に考えた中で、また協議していく中でですね、現実的な回答をせざるを得ないときも来るのではなかろうかなと思っております。  とても必要なんですが、現実も見ていかなきゃならないという感じも、今持っているところでございます。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)では、このグリーンパークうさは、もう宿泊事業から撤退という形になって、もう観光拠点として、宿泊施設として代替の業者を探す、もしくはそういった提携先というか委託先を、新たに会社をつくるにせよ、いずれどのような形になるか分かりませんけれども、そういうことを探すということはもうしないということですかね。  まずそこをやった上で、それが難しければ、また次の手だてを考えるのが、今までの趣旨から考えると、それをまず先にするべきなんじゃないんですか。そこはどうなんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)総合政策課長。 ◯総合政策課長(本浪 亮君)お答えいたします。  どういうやり方かはですね、別といたしまして、当然検討の中では、まずやはり業態といいますか、どういうふうに建物を活用していくかというところは、まず、本当にフラットにですね、これまでの経緯も含めまして、また今後のことも考えながらですね、しっかりといろんな選択肢の中からですね、考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)ぜひ、観光の拠点として、宿泊施設として、まず、それを維持するということを、一義的にですね、ぜひ考えていただきたいなと強く願うものであります。  ただ一方でですね、いろんなうわさを耳にします。今回の答弁も聞いていると、陳情も出ましたし、医師会の検査センターにというようなことが、まるで既定路線かのようにですね、耳に聞こえてまいります。
     また、一部のうわさではですね、もう話ができているんだと。もう関係者と市長とで話がもうできているという方もいらっしゃいます。その辺りは、市長、どうなんでしょうか。事実じゃないんですか。どうなんですか。 ◯議長(衛藤博幸君)是永市長。 ◯市長(是永修治君)後藤議員の再質問にお答えいたします。  まず、議員からですね、政治は結果だと、行政も結果だというふうに御指摘がありました。現在ですね、グリーンパークホテルうさが、結果的に今、閉鎖状態に追い込まれているということはですね、私としても責任を感じていますし、今の事態はですね、重く受け止めたいというふうに思います。  少し経緯を申し上げますと、六年前に要望がありまして、私もですね、やっぱり観光拠点、そしてレクリエーションの拠点ということで、火を消したらいかんということで、私もですね、ありとあらゆる手を、手段を尽くして、今の形に持っていったわけです。  当時は県も出資者の一人でしたから、あの当時の出資者が全員ですね、債権放棄を、出資金を放棄するということをしなきゃいけませんでしたので、私も県知事さんのところにお願いをして、放棄のお願いに行ったわけです。そのときに、やはりこういうスキームでやるから、県も放棄してくれませんかということで行ったわけです。そのときに、今の施設は現物出資をして、ある程度バランスシート不況になっていた、バランスシートがアンバラになっていたわけですよね。だから、資産をある程度、資産のほうに入れることによって、バランスシートがある程度よくなってくると。一部、一億円程度負債は残るものの、それは段階的に挽回していけるだろうという試算をある程度して、確証を得られたから、私も知事さんのとこへ行って、債権放棄をお願いして、市も債権放棄をして、新たな会社で事業所としてスタートというふうになったわけで、現物出資がよかったかどうかというのは、もちろん議員のおっしゃるとおり検証が必要だと思いますけども、あの当時の選択としては、あれしかなかったのかなという感じはいたしております。  その上で、今の状況を踏まえてですね、当時と若干コロナという状況で、当時のいわゆる客観的な環境と、今の環境がやや違うということは御理解いただきたいと思うんですけども、その医師会等規定路線のようになって、私と話ができているということはありません。  いつも私は、議会の御了解をいただかないと、執行だけが了解しても、何もできないんですよというのは、もう何度も言っているわけです。  だから、議会の、ここで議決をいただかないと、予算は一円たりとも執行はできないわけです。そういうことは何度も申し上げていますので、議員がおっしゃるように話ができていることはありません。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)回答ありがとうございます。  ぜひゼロベースでですね、医師会ありきではなくて、やはり観光ということで購入したわけですから、その可能性をまず探っていただくと。それを一義的に考えていただいて、その上でその後は、私、医師会が、移転が悪いとかということは全く思っていませんから、それはもう将来的には必要なのではないかなというふうには思っているんですけど、ただ、この問題とはまた別にですね、まずグリーンパークうさに関しては、宿泊施設としてどうなのかということを、先ほどの午前中の質問で、高橋議員がですね、特別委員会とかいう話も出ましたけども、今後、それが設置されるのであれば、議会としても議論させていただいて、また執行のほうにその結果をお届けしたいなというふうに思っておりますので、また検討をぜひお願いいたしたいと思います。  次に、伝統行事・文化の保護についてでありますが、現状ですね、長洲の初盆の御殿灯籠、この回答にもありますように、一人の方しか、今、担っておりません。そういった中で、もうその方も高齢で、来年作れるかどうかも分からないという状況であります。この件に関しては、以前もいろんな議員から、質問が過去にもあったと思います。これは保護するべきではないかと。  私も、初盆行事に対してですね、この長洲の御殿灯籠というのは、宇佐市、長洲が誇るべきというか、残していきたい、ぜひ残したいと思う行事であり、文化じゃないかなと強く思うわけであります。  ただ、これが続くか続かないかというのは、もう目の前に迫っているというか、これをじゃあどうしていくのか、例えばそれを市のほうがですね、これはもうあくまで商売だから、市は無形文化財といえども関与しないというスタンスなのか、それか、やはりこれは残していきたいと、これは住民感情もありますから、長洲の特に団塊の世代の方々は、長洲が一番いい時代のときの方々は、自分の親も御殿灯籠で送り、また、その団塊の世代の子供である私たちの世代になるんでしょうけど、せめて親は御殿灯籠で送ってやりたいと思っている方がたくさんいらっしゃるわけです。そういった中で、もう今存亡の危機にかかっているということに関して、課長、どのように思われますか。 ◯議長(衛藤博幸君)社会教育課長。 ◯社会教育課長(〆野勝教君)社会教育課長の〆野でございます。再質問にお答えいたします。  御殿灯籠につきましては、作られる方がもう本当に高齢でお一人ということで、お手伝いをされている方もいらっしゃるというふうには聞いております。そしてまた、弟子になってもよいというような方もいらっしゃるといううわさも聞いております。  ですが、長洲地区の方にですね、二班聞いてみたんですけど、賛否両論というか、御殿灯籠で送りたいという方と、高価なものなので、それが一週間ぐらいで灰になるという思いの方もございます。それは賛否両論というか、半々ぐらいかなというような形でも聞こえたんですけども、高齢者の方っちゅうか年齢層によって、かなり考え方が違っていってるのかなというふうに思っております。  ですから、それを、今絶対に続けていくという選択をした場合、確かに行事はなくなるんですけども、後々、十年先、二十年先になったときに、どういうような形で存続するか。ですから、需要と供給の問題で、生活として作る人が成り立っていくのかなというようなところも考えて、いろんな形で総合的に考えていかなければならないというふうに思っておりますので、長洲地区の方とまた一緒になって、この問題について考えていきたいというふうには思っております。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)その賛否というか、当然、御殿灯籠をされない方も多くいらっしゃるわけで、下げ灯籠でいいという方も当然いらっしゃると思います。ただ、お盆のときになったらですね、各テレビ局も必ず長洲に来て、初盆の風景を流して、また、宇佐市のホームページにも載っているわけじゃないですか、この御殿灯籠が。だから、その文化というのをやはり残していきたいなというふうに思ったから、今回質問に入れたわけであります。  ただ今の回答でありましたら、どちらかと言えば否定的な感じで私受け取りました。今後、話し合っていきたいといっても、もうすぐ目の前に、なくなるかなくならないかというとこに迫っているわけでありますから、そこはもうそういう判断であれば致し方ないかなというふうに思います。大変残念です。  次に行きます。  ネットリテラシー教育についてということですけれども、ネットリテラシー、つまりインターネットを使う能力に関して、最近では、ネットで知り合った大人と子供が、その子供が連れ回されたとかですね、インターネットだけではなくて、いわゆるインターネットを通じたSNSやTikTok、またネットゲーム、そしてまた、ゲームのスイッチでも、そういった外部の方とコミュニケーションが取れるというような状況があって、昔であれば、そういった犯罪は都会のものだけというような感覚だったのが、今では都会も田舎も関係ない、全国的な問題であるというふうに感じております。  ですから、ここは、回答でもですね、道徳科を中心とした学習等を行っているということでありますけれども、今後、特にネット環境が整備されて、タブレット、今まで使ってなかった方が使うようになるとか、そういったところで、強くですね、また教育をしていかなければならないというふうに感じているところですけれども、具体的には今後、どのようにやっていくおつもりですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)学校教育課長の上田です。後藤議員の再質問にお答えします。  既に先ほどの道徳科を中心にというところはですね、ベースになっていきますが、もうその中でも、今全国的な問題となっておりますので、道徳科の全ての、小学校一年生からですね、全ての教科書におきましても、この情報モラルについては必ず扱うような形になっております。  小学校低学年におきましては、まだインターネットとかいう言葉は出てきてはいませんが、もうとにかく決まりを守るとかいうような形で、高学年になりますと、もうSNS等の拡散性とか匿名性とかですね、そういうところで、発達段階に応じて、具体的なですね、項目が定まっておりますので、それに応じてですね、まずは授業の中、学習の中でやっていくというのが大前提となります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)また、ネットを通じてですね、例えばライン等でいじめが起きていたりとか、いわゆる仲間外れとかですね、そういったことは市内では確認はされてないですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  市内におきましても、毎年の問題行動調査等でですね、学校のほうに調査をかけておりまして、その中で昨年度の結果としましては、小学校で九件、中学校で十一件というですね、報告が上がっております。  ただ、これは本当に報告として分かった部分でありますので、見えてない部分、把握していない部分というのもですね、もちろんあるというところは、このSNSの恐ろしいところではないかなと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)一人一台端末が、来年の二月ぐらいに整備されるというふうに伺っておりますけれども、今後、学校が開かれているときは、持ち帰る必要はないというふうに思うんですけれども、仮に、学校が休業になったといった場合に、当然、オンラインでするためにはタブレットが必要になりますから、自宅に持って帰るというふうになった場合は、どのような対応を考えられているんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)学校教育課長。 ◯学校教育課長(上田 積君)お答えします。  将来的にコロナの状況以外でもですね、いずれは子供たちが毎日持って帰るとかいうことも想定されておりますので、まずは、そもそものネット環境におけるウイルス対策も含めまして、フィルタリング等はですね、しっかりしていかなければいけないというところと、あとはやはり子供たちが持ち帰るときのルール、これをですね、しっかりつくるだけではなくて、それをしっかり周知していかなければいけないと思っております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)フィルタリング等の管理はしっかりしていくということでよろしいですね。分かりました。  また、今ではよくPTA等とかですね、一日にテレビを何時間までにしましょうとかいうふうに言ったりしておりますけれども、その中でも、最近はテレビじゃなくて、インターネットでユーチューブを見るという子供も多いというふうに聞いています。そういった管理というのもですね、フィルタリングにかからないような部分でも、勉強に差し支えるようなことがないような方策をぜひ取っていただきたいなと。時間で例えば管理、何時から何時までできないとかですね、そういう管理もできるものもあると思いますので、そういうふうにぜひやっていただきたいなというふうに思います。  この項目はこれで閉じたいと思います。  最後に危険家屋についてであります。  危険家屋については、実際に空き家対策が、法律が施行されてですね、いろんなことに対応できるようになったというふうになりましたけれども、実際のところ、それを適用するのは大変ハードルが高いということであります。宇佐市内でも三百九件が倒壊の可能性があると。利用が不可能ということになっていますけれども、実際にこの中で危険家屋に指定された件数というのは何件あるんでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)建築住宅課長の松田です。再質問にお答えいたします。  現在、空き家等対策協議会のほうにおいて、特に危険な空き家ということで、六件の空き家について協議をさせていただいております。この六件につきましては、現在まだ、特定空き家ということの指定まではしてはおりません。ただ、この六件のうち二件につきましては、今年、老朽危険家屋の除却の補助金のほうの申請がありまして、既に撤去のほうが終わっております。残り四件について、現在連絡の取れるところとは連絡取りながら、随時対応しているというような状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)倒壊が実際に起こってですね、隣の家屋に損害を及ぼしたという形になった場合、今のままではですね、じゃあ、持ち主がはっきりしないとか、相続の関係あるということになれば、泣き寝入りをしなければいけないような状況にあるんじゃないかなと思いますけれども、そういった場合、対応はどうなるんですかね。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  一応現段階では、そういう危険空き家等の管理というものは、当然所有者等の責任ということになっております。ただ、こういったものについて、どうしても所有者が判明できないという部分については、略式代執行とかいうふうな措置というのを行うことができます。  ただ、現在の所有者が亡くなられているケースが結構多いんですが、相続人等ですね、把握できる分につきましては、行政代執行という形も取れるんですが、実際県内見てもですね、行政代執行まで行っている事例というのは、三市ぐらいしかありません。そして、それにつきましても、費用の回収が見込めるというふうなところから行っているような状況もあるというふうに把握しております。  ですから、現在のところ、そういう危険な家屋はあるんですが、そこまでのお話が、できないという部分等ありまして、ちょっと苦慮しているというような状況であります。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)実際に空き家で、そういった危険な空き家がたくさん今、宇佐市内にも存在してですね、もうまさに今回の台風でも、大分倒壊が進んでいるんじゃないかなと思われるところもあるわけであります。そう考えるとですね、今の法律は、空き家といえども財産という、人の財産でありますから、そう簡単に処分はできないわけですけれども、やはり欠陥があるなというふうに感じるところもあります。  代執行するにしても、費用が回収できることっていう前提があって、実際に進んでないということですけれども、今後ですね、空き家が増えていって、そういった実際に隣接する家庭で、家屋に被害が及ぶということを考えて、その方が請求できないというような状況になってしまうことを考えるとですね、もう市としても、ある程度は改修の見込みがなかったとしても、予算を年間何件までとかいうような形で取ってですね、それは代執行するべき事案ではないかなと思いますが、その辺りどうでしょうか。 ◯議長(衛藤博幸君)建築住宅課長。 ◯建築住宅課長(松田智弘君)お答えいたします。  代執行をするに当たりましては、所有者等の把握をしてですね、その方に期間等を定めた上で通知をして、それで応じない場合は、代執行するという形になります。  現在、相続人が非常に複雑でですね、本人亡くなっている、そして、その子孫もなくなっている、じゃあそのまた孫の代とかいうふうな話になりますと、非常にたくさんの方に対して通知を出し、そして、その方々がみんな対応しないと。そういう把握までした上での対応になるのかなと。いろいろこちらのほうとしても、何か対応はないかなというふうなことは、常日頃から考えております。  あと考えられるのは、条例のほうで緊急安全代行措置というのもあります。ただ、これにつきましては、宇佐市の場合は、やはりこれも所有者等の同意が必要ということになっておりますので、この辺の見直しが利くのであれば、そこら辺もちょっと考えながら行っていきたいなというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(衛藤博幸君)後藤竜也君。 ◯十番(後藤竜也君)この空き家の問題に関しては、今後より一層ですね、問題が増えていくことが想定されるというか、もう現時点でもそうなんですけど、より深刻になっていくんだろうというふうに思います。この件に関しては、相続の問題等難しい部分もありますけれども、実際に自分に非はないのにそういった被害に及ぶというのは、他人の財産の侵害にもなり得ますので、ここはまた知恵を絞っていただいて、進めていただきたいなと思います。  以上で終わります。 ◯議長(衛藤博幸君)以上で、後藤竜也議員の一般質問を終結いたします。  傍聴席の議員さん、大変お疲れさまでした。自席にお戻りください。  ただいま、日程第一、市政一般に対する質問の途中ではありますが、本日の会議はこの程度にとどめます。  次の本会議は明日十一日午前十時から再開し、市政一般に対する質問の続きを行います。  それでは、ここで、議会事務局長より発言の申出がありますので、許可をいたします。  議会事務局長 麻生公一君。 ◯議会事務局長(麻生公一君)皆さん、大変お疲れさまでございます。事務局長の麻生でございます。  議案質疑についてお知らせいたします。  議案質疑の通告は九月十一日の午前十時までとなっております。議案質疑は通告なしでもすることは可能でありますが、的確な説明をさせていただくために、議案に対する質疑がありましたら、できるだけ事前通告をお願いいたします。  なお、自己所属の常任委員会に関する議案につきましては、質疑は控えると内規及び先例に規定しておりますので御注意ください。  以上でございます。 ◯議長(衛藤博幸君)それでは、本日はこれにて散会いたします。長時間にわたり御苦労でございました。                     散会 午後二時五十二分 宇佐市議会...